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【沖縄移住】家族が2派に別れて合意の別居生活 沖縄と埼玉に離れて暮らす家族

高校1年生と3年生、2人の息子がいる渋谷さんのライフスタイルはとてもユニークです。夫婦合意の上で、第2の住居を沖縄に構えているのです。いったい、なんのために?

執筆者:鈴木 雅子


高校1年生と3年生、2人の息子がいる渋谷さん(46歳)のライフスタイルはとてもユニークです。夫婦合意の上で、第2の住居を沖縄に構えているのです。いったい、なんのために?

次男と妻は沖縄に

渋谷さんファミリーが別居移住に踏み切った最大の理由は次男です。高校生になる時期でした。「僕は、沖縄の高校に行きたい! 音楽をやりたい!」 ところが長男は「暑いところは苦手だからイヤだ」と猛反対。

ちなみに渋谷さんは自営業です。お店の経営を人任せにすることはできません。「無理だなぁ~」なのですが、次男のわがままな?要求を積極的に後押ししたのが奥様(42歳)!

自然の豊富な沖縄で、のびのびと生活させたほうが難しい時期に差し掛かっている子どものためになるのではないか、ということともに「私も沖縄で暮らした~い」という奥様の要求!をかわしきれず、渋谷さんは長男と暮らし、奥様は次男と沖縄に、という別居スタイルになりました。

現在、奥様と次男は沖縄本島中部の具志川市に住んでいます。二重生活ですから今までのように「優雅なアーバンライフを沖縄で」というわけにはいきません。親子2人、家賃4万円程度の2LDKアパート暮らしです。

「別にブランド品が欲しいわけじゃないから、10万円もあれば何とかやっていけるわよ」と笑う奥様。彼女は、趣味を活かして沖縄で何か出来ないかなぁと考えています。石鹸づくりなど、彼女の趣味は多彩です。

いずれは沖縄で店を

一方、渋谷さんのほうは2ヶ月に1度のペースで沖縄にやってきます。長男を同行するときもあります。家族全員が揃うのはその時だけなのですが、夫妻の関係はしごく円満です。2人で夜遊びを楽しむときもあります。

かねてから、渋谷さん夫妻は「リタイアしたら沖縄に」と考えていました。

「もう少しこっち(本土)で頑張って、いずれは沖縄に店をと考えています。そうすれば、今の店を誰かに任せることも譲ることも可能です。子ども達が1人前になれば夫婦2人だけの生活になるので、アクセク働かなくても済むことだし」という渋谷さん。

渋谷さんが経営するのは音楽関係のショップです。沖縄に来た時は、インディーズレーベルのチェックも欠かせません。2ヶ月に1度の家族再開は、沖縄でお店をオープンする際のマーケティングと情報収集活動を兼ねています。

暑いところが苦手な長男は、いずれ自立します。多分、その時が渋谷さんの沖縄生活スタートになるのでしょう。

【沖縄ガイドの個人的感想】
子育てを終えた夫婦が沖縄で暮らすとしたら、地域との関わり合いが重要となります。趣味やボランティアなどの活動を通して、地域の人たちと触れ合いながら第二の人生を楽しむべきでしょう。

また、あらかじめ地元の人脈を広げておくことは、お店を始める時にも役立ちます。なにしろ沖縄はコネ社会。「友だちだから何とかするよ」で助け合いのゆいまーる精神が働きます。店舗工事にしても、親身に相談にのってくれたり見積もり価格に大きな差が出たりします♪

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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