沖縄で暮らすイメージ
今なぜ沖縄?
2003年度に2万5千人が沖縄に住民票を移し、2万3千人が県外に転出しています。単純計算すると差し引き2千人程度が移住成功者という数になります。

意外と少ないなぁ。そう思いませんか? この数字には沖縄県民や転勤族、就学なども含まれますし、住民票なしで住む人も多いため確かな根拠にはなりませんが、沖縄移住の難しさを裏付けるには充分です。しかし、私個人としては「石を投げれば移住者に当たる」ほどの移住ブームを実感しています。

高い失業率と低賃金

沖縄県の完全失業率は6・9%(2004年3月)。全国平均4・7%を大幅に上回っています。特に若年層(15歳~24歳)の失業率は18・6%と高く、5人に1人が働きたくとも働けない状況を生み出しています。

沖縄のニュース番組では、大勢の人がハローワークで職探しをしているシーンをよく放送しますので、沖縄移住最大のネックが「仕事」だということを誰もが実感しています。

時間と仕事、どちらかを選ばざるを得ない現代人
時間と仕事、どちらかを選ばざるを得ない現代人
その上に、平均賃金が低いという問題もあります。全国平均31万円に対して沖縄県は23万円。単純計算すると沖縄に移住すれば給料が30%ダウンし、今までの7割しかもらえないという計算になります。

しかもこの数字、沖縄に移住した人たちの実感としては「7割どころか給料半減!」という言葉をよく聞きます。

実際に、日経ウーマンが全国都市部の1人暮らし女性の平均給与を調査したとき、沖縄は最下位でした。しかもその数字を見た沖縄の女性たちは「調査が偏っている。私たちはこんなに貰っていない!」で意見一致。

確か、その数字は20万円強程度だったと思います(ウロ覚えですみません)。沖縄の働く女性たちは、軒並み「15万円もらえれば上等よ~!」とおっしゃいました。私の知る範囲では10万円から12万円が圧倒的です。

つまり「沖縄で暮らすと収入が半減する」覚悟が必要なのです。それを分かっていながらも、沖縄暮らしを選択する人が多い。それはいったいなぜ……。

実をいうと沖縄ガイド自身は、本土の人が沖縄で就職するハードルは「意外に低い」と感じています。その典型例については、関連記事(ページ末尾を参照)で紹介しています♪

多くの人が抱く沖縄暮らしのイメージ
多くの人が抱く沖縄暮らしのイメージ

十人十色の沖縄移住

沖縄移住と一口に言っても、10人いれば10人の、100人いれば100人のライフスタイルがありますので、そのノウハウやマニュアルは「こうだ!」と断定することはできません。

この核心部分を捉えるには、オールアバウト沖縄のページが膨大な量になってしまいます(笑)。なにしろ移住歴の浅い私でさえも、わずかの間に何十人(いやいや、何百人のレベルだわ♪)以上の移住者を見続けています。

沖縄に移住された方の成功例・失敗例、また、沖縄移住のメリット・デメリット。それは、仕事、お金、住居、教育、精神的充足感など、ライフスタイル全ての分野に及ぶはず♪

次から実例をあげて紹介する予定ですが、本稿では2004年9月7日に発行されたばかりの本を紹介しておきます。題して「片道で沖縄まで」次のページです。