海と空が溶け合う沖縄。照りつける太陽に抱かれたビーチでは、若さと夢と未来にあふれた若者たちが、夏を謳歌しています。どこまでも明るいイメージの沖縄。
そんな光景を眺めながら木陰に横たわっていると、潮風がそっと頬をなでてゆきました。私はなぜか、切なさを感じてしまいます。
多分、この美しい島に刻まれた歴史のせいでしょう。そこに、自らの過ぎ去り日々に対する想いがオーバーラップしてしまう……。
それとも、心が少し疲れているせいでしょうか。
こんな気持ちに共鳴してくださる方におすすめしたいのがチャンプルータウン・コザ(沖縄市)のデイゴホテル(DEIGO HOTEL)。
沖縄の、もうひとつのイメージが長い夜。沖縄には、お酒をこよなく愛する方のための場所や、ちょっと疲れた大人たちが元気を取り戻す場所がたくさんありますよね。
例えば那覇市の松山や桜坂。そしてコザ(沖縄市)。そんなコザの「老舗ホテルは?」と聞かれたときに、真っ先に名前の挙がるホテルがデイゴホテルなのです。
創業は1966年。アメリカ統治時代に誕生しました。当時のお客様は100%アメリカ人。1980年代に入り、日本政府の思いやり予算によって嘉手納基地内にホテルが建設され、また、1987年に国体が開催された頃から、デイゴホテルのお客様は日本人の観光客やビジネスマンが多くなりました。
現在のお客様は、ほぼ100%日本人です。
デイゴホテルの宮城悟専務によりますと「お客様の殆どが個人客であり、しかもリピーター」とのこと。旅行代理店などのエージェントを通した一般予約は「10%あるかないか」に過ぎません。
「コザに抱かれて眠りたい……zzz」のトラさんが、デイゴホテルについて紹介しています。(宮城専務の強引な突っ込みに笑ってしまいました)。少しだけ引用させていただきますね。
「でいごホテル」のファンは多い。おそらく本土ではコザで最も有名なホテルの1つと言っても過言ではない。とりわけこのホテルは本土のマスコミ関係者や文化人、ミュージシャンの間で評価が高い。コザに来たら必ず「でいご」と決めている、という声をよく聞くし、エッセイやコラムの中に「でいご」の名前を見かけることも多々ある。
トラさんによると「でいごホテルはコザのA級ホテル」なのですが、規模的、価格的にはビジネスクラスのシティホテルです。
こちらのお部屋は、完成したばかりの新館。室内はかなり広め。清潔感にあふれています。お部屋にはホテル定番の備え付け式ではなく、使い勝手の良い白木のテーブルと椅子がさりげなく置かれていました。
お客様の居心地のよさを第一に考えて設計したぞぉ!という意気込みが感じられます。シングル、ダブル、ツインだけでなく、ファミリーやグループで利用できるお部屋も用意されています。