沖縄移住が一種のブームになっています。これ、分るような気がします。そして、去年移住した私自身の結論をいえばマル、つまり、移住して良かったなと思っています。

おなじ日本でありながら、沖縄に限っては「引越し」ではなく「移住」となってしまうのもヘンな話なんですけど、それだけ沖縄は日本と同化していない部分が多いということです。

極端に言うと、海外移住する心構えなくして沖縄には住めないぞぉ~!となるかもしれませんね。確かに、カルチャーギャップは大きい。

そこで、私自身の移住体験をテーマに、使用前・使用後ではありませんが、「移住前」「移住後」について語ってみたいと思います。ちょっと長いですよ。それと、どうしても個人的な部分に触れざるを得ません。なお、このコラムには写真がありません。

2ページ移住前の生活
3ページ移住の決意に至る
4ページ移住後のとまどい
5ページ素直になれる場所
6ページ現在の生活
7ページ本土の落ちこぼれがやってくる



【現在の状況】

現在私は、3人の移住者と一緒に暮らしています。

5年前に移住したYさん、4年前に移住したNさん、3ヶ月前にプチ移住中のJさん。

なぜ共同生活かというと、本土にいたときから、そういう生活スタイル(ルームシェア)を続けていたので、人と住むことにこだわりがないんですよ。

相互にプライバシーの維持できる大きな家を1軒借りるほうが、小さなアパートに1人で住むよりもずっと居心地の良い住環境を確保できます。こういうライフスタイルが東京近辺では増えていますよね。

移住者には、特にこのスタイルをおススメいたします。なぜならば、沖縄に移住するということは、IT関連の技術があるならともかく、普通の仕事、といってもその殆どがサービス業なのですが、確実に収入が減ります

本土では同じ仕事で20万円だったのに、沖縄では10万円しか稼げないという事態もありえます。

沖縄は失業率が高いことをご存知ですよね。ところが、悲壮感があまり感じられないのですよ。南国的というよりは、本土の個人主義と違って、ユイマール(助け合い)があるからでしょう。

ご存知のようにチャンプルー料理は、色々な食材を炒めて大皿に出せばOK。それをみんなで分け合って食べます。料理を食べる人が1人、2人増えようが、影響はありません。

家族の誰かが失業しても、別の誰かが頑張る。1人ひとりの収入が少なくとも何人かで支えあえる。これが沖縄の家族主義。それを端的に示すのがチャンプルー料理ではないかと、思っています。

沖縄に移住して収入が減るのは確か。でも、その代わりに得るものがあります。一言でカッコよく言っちゃうと「自由」。精神的、肉体的に自由になれます。

人間にとって精神の束縛ほど辛いものはありません。これが多大なストレスとなり、肉体すら痛めつける。

いくらお金を稼いでも、社会の枠組みにガッチリとはめ込まれ、身動きできないとしたら、それは決して幸せとは言えませんよね。