デジタルビデオカメラ/デジタルビデオカメラレビュー

1万円台のムービー「ポケットムービーHDV」レビュー(2ページ目)

今回のビデオカメラレビューでは、ポケットタイプのビデオカメラをセレクトしてみました。価格的にはトイ感覚に近いのですが、フルハイビジョン対応ということから、ちょっと触手を伸ばしてみました。

阿部 信行

執筆者:阿部 信行

デジタルビデオガイド

ビデオファイルの編集はできるの?

もちろん、ビデオ編集も可能です。通常のAVCHD形式ですので、AVCHDが扱える編集ソフトであれば、問題なく編集できます。AVCHDですから、コーデックはH.264を利用し、拡張子はMOVのMPEG-4形式で記録されています。
▲液晶モニタも装備。撮った映像の再生も可能だ。

▲液晶モニタも装備。撮った映像の再生も可能だ。


なお、本体にはSDメモリースロットが備えられているので、ここにセットしたメモリーに映像を記録すれば、8GBのメモリーカードならフルハイビジョンで80分の映像が記録できます。


どこで利用するか

ポケットムービーHDVですが、運動会や卒業・入学式といったハレの日の大切な思い出を残すという用途には向いていないでしょう。というより、高額なハイビジョンビデオカメラとの映像比較はあまり意味がないともいえます。

しかし、製品発表会やパーティなどの記録、店頭での販売状況の業務記録など、記録映像として活用する、あるいは映像メモツールとして利用するには最適といえますね。

なんといっても、95gという軽量さは、ポケットに入れて持ち歩いてもまったく気になりません。どこへ行くにも持ち歩き、たとえば出先で気になったことをメモして報告に利用する、あるいはプレゼンテーションで利用するなど、アイディア次第で利用範囲は大きく広がります。
▲多彩な出力端子を備える

▲多彩な出力端子を備える


軽量であることは、フットワークの良さにつながります。これまで静止画像を利用してきたジャンルで、それを動画に置き換えることをかのうにしてくれるのではないでしょうか。動画をどのように利用するか、もっと動画を活用場所はないかといったことを、改めて考えさせてくれるビデオカメラでした。

動画が身近になったとはいえ、まだまだ敷居が高いのも事実。しかし、こうした価格帯でビジネスでも利用できるツールは、その敷居をグッと低くしてくれることは間違いないでしょう。

製品情報

●製品スペック
  • ビデオ出力 NTSC/PAL
  • フォーカス範囲 ノーマル:1.5m~無限遠  マクロ:20cm前後
  • 対応OS Windows XP / Vista
  • 対応メディア 内蔵メモリー:32MB フラッシュメモリ
    拡張メモリー SDカード(※SDHC・32GBまで対応)
  • 充電方法 USBポートより充電
  • バッテリー持ち時間 最大・約90分の動画撮影が可能
  • 撮影画素数 約800万画素 (静止画)
  • センサー 5M Cmos sensor
  • 保存形式
    動画:Mpeg-4(.mov)
    1920×1080P(30fps 6Mbps)
    1440×1080P(30fps 12Mbps)
    1280×720P(30fps 6Mbps)
    848×480P(60fps 5Mbps)
    静止画像
    JPEG 3264×2448、2592×1944
  • ズーム機能 4×デジタルズーム
  • スピーカー・マイク モノラル
  • LEDフラッシュ機能 オート / フラッシュON / フラッシュOFF
  • 液晶サイズ 2.0"TFT LTPS LCD
  • バッテリ リチウムイオンバッテリー(3.7V 900mAh)
  • 重量 95g(バッテリー含む)
●関連サイト
サンコーレアモノショップ
※他のWebサイトでは、「HDDV-504」という製品名で販売されているケースもあります。

【編集部おすすめの購入サイト】
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