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9月より子供運賃を値下げしたスカイネット(2ページ目)

羽田から宮崎・熊本・長崎へ運航中のスカイネットアジア航空は、9月より小児普通運賃を値下げしました。過去と現在の子供運賃事情の移り変わりと共に紹介します。

執筆者:鳥海 高太朗

10数年前に比べて子供の運賃が大幅アップ

家族旅行
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現在の小児普通運賃は、冒頭でも触れましたが、バーゲン型運賃をなどを利用した方が安いケースもあります。では「10数年前の小児運賃はどうだったのか?」。当時はまだ国内線運賃は自由化されておらず、どの航空会社を利用しても運賃が同じで、割引運賃の割引率も50%以下に抑えられていました。特に現在と最も大きな違いがあるのが普通運賃です。

昔は、普通運賃と往復割引運賃が主流の時代で、普通運賃自体が、現在に比べると安い設定でした。ガイドの記憶だと、羽田=伊丹線は当時14,600円だったと思います。ちなみに現在は20,000円です。大人については特定便割引、バーゲン型運賃などの割引運賃の利用が増え、実際の支払額は当時と大きく変わっていませんが、大手2社の小児普通運賃の割引率は、当時も現在も大人普通運賃の約50%引きになっています。その為、10年前と現在で、同じ小児普通運賃が羽田=伊丹線でも片道あたり2,700円高くなっています(現在の羽田=伊丹の小児普通運賃は片道10,000円)。長距離路線では、昔と現在の価格差はもっと大きくなっています。


国際線の正規割引運賃では大人運賃の約25%引き

国内線では子供向けの割引運賃の設定はありませんが、国際線では、「ANAエコ割」「JAL悟空」などの正規割引運賃に子供料金が設定されており、大人運賃の75%(25%割引)で利用することができます。例えば、大人が50,000円であれば、子供は37,500円になります。もちろん子供の座席は、1席もらえます。

国内線の割引運賃についても、大人の割引運賃の2割~3割引きで利用できるようになれば、国内への飛行機を使った家族旅行がもっと身近になるでしょう。そういった点では、今回のスカイネットアジア航空の小児普通運賃の値下げの意義は大きいと思います。


次回の記事では、55歳以上に対象が拡大した、スカイネットアジア航空のシニア運賃「シニア55割引」について取りあげます。

【関連リンク】
スカイネットアジア航空
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