■1マイルを笑う者は1マイルに泣く
飛行機に乗る以外にもマイレージを獲得できる機会は多い。たとえばクレジットカードの中には買い物の額の応じてマイルが貯まるものがある。そのために血眼になってなんでもクレジットカードで払うわけです。
飲み会の幹事を買って出るのも重要です。もちろん支払いはクレジットカード。みんなからは現金で徴収するから自分の手元にはマイルが残ります。
コンビニはローソンでカード払い。100円の商品を買ってもそれで1~2マイルの獲得つまり2~4円分のキャッシュバックにつながります。イトーヨーカドーではレジの後ろに並ぶ人ににらまれつつも、カード払いでサインを。通勤の際のJRの定期券はもちろん、イオカードやクオカードといったものまでカード払いができるところで購入します。
こうした日常生活でマイルが貯められるのはマイル提携クレジットカードだけではありません。
レストラン、株式取引、さらにはカラオケ、ブルーチップにいたるまでマイルに引き換えられるようになってきています。
とくに狙い目はNTTドコモ。同社の携帯電話を持っているなら「ドコモプレミアクラブ」という会員に登録することでJALマイレージバンクやANAマイレージクラブに通話100円につき0.5~1.25マイルの割合でマイルが貯まることもあまり知られていません。
これらの特典はすべて会員向けに送られるハンドブックもしくは航空会社のホームページに記載されているので、面倒がらずに目を通しておきましょう。
ちなみにマイル提携している店舗で顧客がマイルを獲得した場合、そのマイル数に応じて一定の金額が航空会社から提携店舗に支払われます。
そのレートは公表されていませんが、航空会社にとって不利なレートではなく、提携各社としては広告費という認識で提携をしているようです。なにしろJALマイレージバンクなら会員数が1600万人近くになるわけですから宣伝効果は絶大です。
■年間5万マイル乗れば空港ラウンジはタダ
主要マイレージプログラムなら年間5万マイルの搭乗実績があると、通常のマイルに加えて100%のボーナスマイルが加算されたり、エコノミークラスで搭乗するのにビジネスクラスのチェックインカウンターで搭乗手続きができたり、空港のラウンジを利用できる特典がつきます。
さらに通常は事前の予約が不可能な非常口前の座席を予約できたり、エコノミークラスがオーバーブッキングの際に、ビジネスクラスにアップグレードされる可能性が高くなるなど、明文化されていないメリットも数多くあります。
料金的には「上級」ではない格安航空券やツアーでもたくさん乗りさえすればマイレージの上級会員になれるプログラムが多いという点もポイント。
もっとも上級会員を維持する「ため」に飛行機にむりやり乗っている人もいて、これはこれで疑問なのですが…。それだけ上級会員が魅力的だということなのでしょう。
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マイルを効率よく貯める方法1
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