沖縄で一番遠い島は、天然の博物館。
那覇を離れて2時間。渡名喜島が間近に迫ってきた。船はじゅうたん敷きと椅子席(室内・室外)。じゅうたんスペースは島人で常にいっぱいだ。 |
「沖縄で一番遠い島」。
そう形容されることのある島へ行ってきました。那覇・泊港から140分。太平洋戦争中、戦火にまみれ集団自決という悲しい結末をたどった座間味島を南に眺めながら、一日一便の小さなフェリーは東シナ海を真西に向かいます。冬にはクジラが回遊する海。荒天時には欠航も余儀なくされる海。揺れながら船は、「観光客のいない島」へと向かいます。
白砂に福木並木の「村道1号線」。夜はフットライトがきれい。さて、私が乗っているものは・・・? |
目の前には、「ちゅらさん」オープニング映像で使われた入砂島。日曜日だけチャーター漁船で渡ることができる。 |
目の前にはリーフに囲まれたきれいな島。どこかで見たことあると思ったら、ドラマ「ちゅらさん」のオープニング映像で使われた無人島。なんて美しいのでしょう。
ところが、時々不定期に、この島を目がけ、轟音で米軍機が到来し、爆撃していきます。この島は、米軍の模擬弾による射爆場なのです。なんてことするんだ!と思うのですが、これが日本の、沖縄の、現実。米軍基地所在市町村ゆえに、国の様々な補償や補助があることで、島は守られているのです。
さて、今日、目指す宿は、ふくぎ林の中・・・。