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「越後妻有アートトリエンナーレ」で泊まる

越後妻有地域を舞台に3年に一度開催される「大地の芸術祭」が開幕。里山が美術館になる夏休み。芸術作品にも泊まれます。

井門 隆夫

執筆者:井門 隆夫

旅館ガイド

越後妻有アートトリエンナーレとは?

峠の棚田
棚田、ぶな林、古民家。そんな美しい日本の原風景が広がる「妻有」。
越後「妻有(つまり)」地域。
豪雪地帯で有名な十日町市、津南町に広がる里山一帯をそう呼びます。幸い、垢の付いた「大量消費観光」と無縁で来れたため、昔ながらの越後の原風景や自然が残るエリアです。
この妻有エリアで、3年に一回、夏に開催されるのが、広い里山を美術館に見立て、前衛的なアート作品を自然と共存させる形で展示する「大地の芸術祭~越後妻有アートトリエンナーレ」。
2006年の今年はその第3回目。7月23日から9月10日まで、開催されています。

作品「流れ」
温泉街に休憩所を作る。そんな発想から生まれた作品。涼しげで川床を想起させる。
「暑い、広い、迷う」。
それが、芸術祭の楽しみ方。
Tシャツ一枚になって、ガイドブック片手に、車でまわり、降りて畦道を歩き、草をかきわけ、森に入ると、ぽつんと佇むアート。なかには、参加して楽しむ作品も。
また、今年は、廃校や古民家も芸術作品となっているようです。
そして、妻有でのお泊まりは、日本三大薬湯で名高い「松之山温泉」へ。
その他にも、一棟まるごと古民家を借りられる貸し民家みらいや、露天風呂からの景色が素晴らしい芝峠おんせん雲海、地域のお母さんたちが手料理でもてなしてくれるおふくろ館など、個性的なお宿もたくさんあります。
そして、なにより、「アート作品にも泊まれる」のをご存じですか。
こんな宿に泊まってみるのはいかがでしょう。
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