柚子をテーマにした和のオーベルジュ
壬生菜と京都牛の棒ずし。 |
柚子石鹸が香る柚子風呂、壬生菜の棒ずし、“おくどさん”で炊くご飯。
そうした「しみじみとした京都」の表現は、本物の京都の宿ではない、という意見もあると思いますが、今までの「雅」な旅館にはない、「現代人が京都に求めるイメージ」が、より凝縮されていると思います。
柚子屋旅館は、もともとあった他の旅館を際コーポレーションが再生。外食業で培ったセンスやノウハウを生かした旅館です。
玄関には、山盛りの柚子。一階を、ごはん處「一心居」として、外来客も宿泊客も、ここで柚子づくしの料理を愉しむことができます。鯛でダシをとった柚子鍋に、柚子雑炊。柚子の香りが五臓六腑に染み渡ります。
シンプルな書斎付きの客室が9室。そこからは、雅のかけらも消え去り、合理的にして快適な客間となっています。お風呂は、男女別お風呂に家族湯。いずれも、柚子が浮かんでいます。売店では、お菓子のようなパッケージに包まれた柚子石鹸が、飛ぶように売れています。
一泊二食で25,000円から。二泊目は、同社が経営する市内十数店舗を選んで、街に食べに行けます。決して安くはないかもしれませんが、京都で「今までにない京都」を味わえる、おもしろいサプライズ旅館ができました。
柚子屋旅館
京都府東山区祇園町八坂神社南隣
075-533-6369
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