■シュウリョ
修学旅行のこと。
新入社員の配属のとき、担当がカイリョ(海外旅行)かシュウリョかで明暗が分かれる。シュウリョと文字変換をかけると「囚虜」となるのが哀しい。
しかし、実際に修学旅行に添乗にいくと、若いうちは生徒の人気者となるので、やりがいを感じる。しかし、それは若いうちだけなので、やる気の衰えも早い。
修学旅行料金は高い!とPTAから睨まれることもあるが、「一校一館(要は旅館の貸切)」を求めていたり、事前準備に一年もかかったり、全員に資料を提供したり、チャーター便を出したり、“生徒様”のための過剰な世話焼き代が含まれていることを親は知らない。子どもがしっかりしてくれば、修学旅行は安くなったり、なくなると思われているが、どうも時代は逆行しているようである。
■エーブルベーカー
アルファベットを読む時のコード。
A(エー)とD(デー)等の聞き間違いがないように、と航空会社が生み出したコード。
A=Able(エーブル)、B=Baker(ベーカー)、C=Charlie(チャーリー)、D=Dog(ドッグ)、E=Easy(イージー)・・・と、Z=Zebra(ゼブラ)まで続き、全部すらすらと言えるようになって一人前とみなされる。
全部知りたいという奇特な方は、こちら。
アイテムのアイ、キングのケー、エーブルのエー、ドッグのデー、オーバーのオー、でIKADO・・・のように一字ごとに読み上げたりする。ちなみに、JR系ではA(アメリカ)、B(ボストン)、C(チャイナ)、D(デンマーク)、E(イングランド)、と呼ぶ。でも、Eまでしかないのが弱み。これは、新幹線の席番がEまでしかないことによる、ようである。
余談だが、旅行業では、Dは“ディー”ではなく、“デー”と言う。DとEの聞き間違い防止のためだが、そのため、ディズニーランドを“デズニーランド”と呼ぶ人が多いが、こみあげる笑いは我慢してあげよう。
この後は、旅館編。
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