「神々の宿る里」の隠れ宿で味わうぼたん鍋!
洞川温泉「花屋徳兵衛」(関西)
女人禁制という言葉が現代でも生きているのをご存じですか?
深山で修行を積み、役行者とも呼ばれた呪術者「役小角」が開いたと伝わる修験道の地「大峯山」。そこは、今でも女人結界が存在する修験道の聖地。その入口にあたるのが、奈良県天川村の「洞川(どろがわ)温泉」。
広い村に信号が1個所しかない静かなこの村は、役行者にまつわる様々な「神様」が宿る里。「母公堂」は、役行者の母君を祀る「安産」の神様。「天河大弁財天社」は「芸」の神様で、お参りする芸能人も後を絶たないとか。
そんな神々の里に湧く温泉で最も古い500年の歴史を持つ日本有数の老舗宿が「花屋徳兵衛」。温泉街の大峯山参道に面し、縁側のある古風な佇まいは老舗の雰囲気満点。とはいえ、内装はきれいに改装され、木の温もりが旅人をほっとさせてくれます。半露天の「後鬼の湯」は、アルカリ度の高い美肌の湯。その評判は、「じゃらん」ユーザーのクチコミでも証明済みです。
そして、秋・冬の季節におすすめの料理は「季節のコース」。なかでもイチオシは、美肌を保ち、体を温める効果のある”コラーゲン”たっぷりの、猪肉を使った「ぼたん鍋」。
温泉は「美肌の湯」、夕食のお鍋には「コラーゲン」。女性に優しいこの温泉まで女人禁制にはできないですよねえ。
こちらの「花屋」さんを代々経営するのが、ご主人の花谷さん。なるほど、こちらの宿名はお名前だったのですね。神々の宿る里に、ご主人の好きなJAZZが静かに響く宿。この冬、あったかい鍋を食べに出かけませんか!?
住所 奈良県吉野郡天川村洞川温泉
電話 0747-64-0878
料金 11,000円~19,000円(2名一室の時の一名料金、サ込税別)
※ぼたん鍋コースは16,000円~19,000円
HP http://www.tokubei.jp/
交通 近鉄吉野線下市口駅より奈良交通バス80分洞川温泉下車徒歩10分
※ぼたん鍋の写真はイメージ画像です。
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