さる1月25日、東京都内において第27回「プロが選ぶ日本の旅館ホテル100選」の表彰式(旅行新聞新社主催)が行われました。
この賞は、毎年一回、全国の旅行業者に投票用紙を配布。その投票数によって「総合評価」や「部門別評価」(おもてなし、料理、施設、企画)を選定する業界の正月イベントです。100選のガイドブックも発行されているので、書店や旅館で見たことある方もいるのではないでしょうか。
では、その栄えある総合ベスト3を発表しましょう!
【第1位】加賀屋(石川県和倉温泉)
なんと第6回から数えること連続22年トップの座を譲らず君臨し、「日本一の宿」ブランドを欲しいままにしています。加賀友禅吹流しを見ながら昇るエレベーターや3階建ての大浴場など豪華絢爛な施設が強みで、施設部門でも第1位となりました。
【第2位】日本の宿古窯(山形県上の山温泉)
昨年の3位からランクアップ。一頭買いした米沢牛の霜降り肉が自慢の夕食に並びます。館内の窯で楽焼ができ、著名人の皿がここかしこに並んでいます。その秘訣は、帝国劇場の舞台にもなった代々の女将さんの人脈にあると言ってもいいでしょう。
【第3位】稲取銀水荘(静岡県伊豆稲取温泉)
おもてなし部門でも第1位。館内のあちこちに生け花が飾られ、お部屋では全員の靴を磨いてくれます。希望するなら靴下の洗濯も。大名気分とはこのことですね。朝風呂から出たら、名物の金目鯛の味噌汁を召し上がれ。
・・・というのがベスト3。いかがでしたか?
え、芸能人好みの贅沢な宿ばかりだって?
いったい誰が選んだのかって?
・・・プロですよ、プロ・・・旅行会社の・・・社員・・・
そうですね、ホントは「お客様が選んだ日本の旅館ホテル100選」じゃないとね~。
まあ、今後に期待しましょう。業界の自己満足に終わらないように。
でも、「審査員特別賞」なるものがあって、小規模旅館が10軒選ばれています。
こちらは、とても穴場的な宿も含まれていてナットクの10選!
ぜひあなたの旅のひとコマにいかがですか!?(次ページへ)