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夏の毛蟹がうまい! 虎杖浜の毛蟹(2ページ目)

年間の漁獲高わずかに109トンの北海道虎杖浜沖の毛蟹 身もカニ味噌もたっぷり入った一級品です。今の時期しか漁がない旬の味覚です。

執筆者:萩原 章史

毛蟹の食べ方

毛蟹
金気を嫌うので出来れば、手で食べて欲しい
毛蟹は他の蟹と違って可食部が多く、味自体にも癖がないので万人受けする蟹です。殻が柔らかく、特別な道具がなくても、食べやすいのも魅力だと思います。真っ白な身は繊細な味わいで、他の蟹に比べると少し蛋白で、蟹独特のえぐみが少ないです。一方、かに味噌は量的な魅力ももちろんですが、甘みが強く濃厚な味わいで、多くの食通を黙らせます。

食べ方の決まりはありませんが、蟹を食べなれている方は、金気のある包丁で切り刻むよりも、蟹の甘さが融けこんだ蟹の汁を余さず、吸い取れるように、1本1本を手でもいで食べることをおすすめします。

やはり、食べやすくする為に包丁で蟹の足や胴体を切る際、当然、包丁の圧力で蟹のジューシーさが減ります。いくら切れる包丁でも、蟹の殻は固いので、どうしても圧力が掛かってしまいます。※汁が外に出ると言う意味です。

蟹好きの私としては、一滴たりとも蟹の旨さをこぼさないで、頂いて欲しいです。もちろん、お上品に食べるものではありませんから。

私が一押しする「食べる順番」

毛蟹
しっとりとして歯ごたえも良い
先ずは足から食べ始めます。手で足を1本もぎ、関節の部分を歯で切ります。その際、蟹の殻に包まれている蟹の旨みを軽くすいます。※決して歯でぐちゃぐちゃにしては駄目です。

切り取った間接部分に少し残っている身を食べてから、今度は足の中の身を吸いだすか、または串やお箸で引き出します。上手な方は蟹の足の太い方をくわえ、一気に空気を吸い込み、スポッと身を吸い出します。
足を順番に頂いてから甲羅に手をつけます。先ずはお尻部分のはかまを外します。その際、はかま(三角の部分)にも蟹味噌が詰まっている場合があるので、有ればそれをしゃぶります。

毛蟹
ド迫力のカニ味噌
はかまを外した穴に指をかけ、甲羅と胴体を分離します。この際、かに味噌が落ちないように注意します。胴体についているガニ(ぶよぶよのフィルター)を外してから、胴体部分を食べます。包丁で食べやすく半割にしても良いですが、しっかりとした食感を楽しむには、横一列に切らないで、身の形にそって割る要領で切ります。もちろん、毛蟹は固くないので、歯でも指でも割れます。出来るだけ、金属に触れないほうが、蟹のかすかな香りが楽しめます。

毛蟹
カニ味噌を食べたら、甲羅酒で仕上げ
最後は甲羅ですが、口の部分につながる三角の袋状のものがありますが、それが胃になります。食べて毒ではないのですが、美味しくないので、胃の周りのかに味噌を残さず舐めたら、捨てます。
蟹みそはそのままで美味しいですが、最後はやはり、うんと熱くつけたお燗酒で甲羅酒です。甲羅ごと火に少しかけると、さらに香ばしくなります。
これは夏でもうまい酒です。


取り寄せ情報

カネシメ松田水産 担当:後藤さん
電話:0144-87-2008
サイト:たらこ家 虎杖浜
毛蟹はサイズや発送方法(航空便・冷凍便など)で値段が違うので、不明点があれば、後藤さんに聞くと良いです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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