GWの指定席(きっぷ)の予約はいつから?
通常の発売と同じく、JRの指定席は乗車1か月前、つまり前月の同じ日の10時に発売開始となります(例:5月1日乗車分→4月1日10時発売)。GWは直接関係ありませんが、月末に乗車予定で、同じ日が前月にない場合は、乗車する月の1日となりますので覚えておきましょう。(例:5月31日乗車分→4月31日は実在しないので、翌5月1日10時発売)各JRでは、事前に受け付けをするところもあるので、上手に利用をするといいでしょう。ただし、実際の手配・予約は、他の方法と同じく、前月同日の10時です。早期に受け付けられたからといって、繁忙期に必ず予約できるわけではないので、注意しましょう。
ゴールデンウィークも利用できる、列車のお得きっぷ
お得なきっぷの中には、GWやお盆など繁忙期は除外となるものも多くあります。今回は2019年のGWも利用できるきっぷやサービスを集めました。ただ、利用人数や発売期間、キャンセル料や列車限定など、諸条件があるケースが多いので、しっかりチェックしてご利用ください。またきっぷの受け取り場所や方法も必ず確認しましょう。昨今は会員限定でお得な料金を設定する傾向が高くなっています。会員になることで得することも多いので、あわせてご紹介します。
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■新幹線や特急も利用OK!お得きっぷ・サービス(東日本編)JR東日本(ダイナミックレールパック)・JR東海(ぷらっとこだま・東海道新幹線ファミリー車両)
■新幹線や特急も利用OK!お得きっぷ・サービス(西日本編)
JR西日本(北陸フリーパス・こだま指定席きっぷ・春の関西ワンデイパス)
JR九州(ぐるっと九州きっぷ)
■会員限定がお得!年齢があえば入りたい!(GW利用不可)
■繁忙期もお得で使える!JR各社のネット会員限定サービス
新幹線や特急も利用OK!お得きっぷ・サービス(東日本編)
JR東日本では、特急・急行・普通列車などの普通車自由席を期間中なんどでも利用できる『フリーきっぷ』を発売していますが、それらの多くはGWやお盆などの繁忙期は対象外。JR東日本、JR東海ともに、繁忙期にきっぷ単体で安くしたい場合は、後でご紹介する会員になり限定きっぷを利用するか、ダイナミックレールパックがおすすめです。
JR東日本:ダイナミックレールパックは東北新幹線他が宿泊込で安い
JR東日本管轄の新幹線や特急を利用して宿泊するなら、往復の新幹線と1泊の宿泊をつけて、自分でツアーを作るJR東日本ダイナミックレールパックがおすすめです。対象はJR東日本管轄ですが、北海道新幹線や上越新幹線を利用した手配もできます。ダイナミックレールパックの価格は、列車もホテルも空き状況で価格が変動します。同じ日でも乗車する列車ごとに価格が異なり、同じ行程でも予約する日により価格が上下します。シミュレーションが必要ですが、上手く組み合わせることで旅が格段にお得になります。
宿泊については、1泊以上であればOK。それ以外は、ご自身で手配、あるいは実家や知人宅に滞在してもいいので帰省などにもおすすめです。往路と復路で乗降地が違うものにも対応するなど自由度が高いのが特徴。予約は前日18時まで、きっぷやクーポンは、出発当日にJR東日本の各駅で受け取りもできます。
JR東海の東海道新幹線なら【こだま】がお得!好評のファミリー専用車両も
東海道新幹線は、のぞみ・ひかりの利用なら、後にご紹介する会員組織 エクスプレス予約がお得です。最近はスマートEXというスマフォから気軽に予約ができるサービスもあるので、ご自身にあったサービスを選びましょう。また「こだま」の利用なら、JR東海ツアーズ「ぷらっとこだま」など、お得に利用できる商品があります。ただ「こだま」は指定席が少ないので、繁忙期は予約が難しい場合も。ぷらっとこだまはグリーン車料金も非常にお得。移動をランクアップするという視点で「ぷらっとこだま グリーン車」を検討するのもいいでしょう。前日までの発売なのでお気を付けください。
家族なら、夏休みや年末年始に好評の「東海道新幹線ファミリー車両」がGWにも運行。1才から座席が用意されるので料金はかかりますが、人数+1席が確保でき、車両内は小学生以下のお子様連れのみ。小さなこども連れも安心して移動できると好評です。ツアー商品になるため、キャンセル規定などをよく読んでから申し込みをしましょう
新幹線や特急も利用OK!お得なきっぷ・サービス(西日本編)
JR西日本やJR九州では、GW期間も利用できるお得なきっぷが充実しています。上手に利用して、お得に旅を楽しみましょう。きっぷの受け取りは、管轄内で出来ないケースも多く、しっかり確認をしてください。JR西日本はファミリーに優しい!GW中も利用可能なものが多くオススメ
JR西日本が発売しているフリーきっぷは、GW中も利用可能なものが多くあります。注目すべきは、こども料金が大人の半額よりもさらに安い、あるいは一律料金と破格なきっぷが多数あること。家族に優しい料金設定になっているものが多いので、ぜひチェックしてみてくださいね。特におすすめしたいのは「北陸乗り放題きっぷ」。関西圏から北陸フリーエリアまでの往復特急「サンダーバード」普通車指定席と、北陸フリーエリア内も特急や新幹線を含めて普通車自由席が3日間乗り放題で大人1万5560円。特筆すべきはこども料金が一律3000円なこと。家族でぐーんとお得になります。
また「e5489専用:こだま指定席きっぷ」は、山陽新幹線の「こだま」および一部の「ひかり」の普通車指定席を利用できる片道タイプのきっぷです。2名以上から利用でき、新大阪~岡山なら大人3800円、新大阪~広島なら大人6700円、こどもはいずれも一律1500円!こちらも家族におすすめ。きっぷの利用者限定でレンタカーをキャンペーン価格で利用することもできます。
なお関西への旅、あるいは関西の在住で日帰り旅行を楽しむ際に利用したいフリー切符が「春の関西ワンデイパス」。大阪・兵庫・京都・志賀・奈良・和歌山と広範囲のJRに乗車ができ1日乗り放題で大人3600円、子どもは1800円。しかも、大阪水上バスや駅のレンタサイクルなどの特典も豊富! 早朝出発で、どういったルートで楽しむかを計画するのも面白いのでは?お休みが短い、宿泊日が高いとお悩みの方は、ぜひお試しください。
ただし上記のきっぷは、JR西日本のe5489(登録無料の会員サービス)からのみ購入できます。駅の窓口では販売されないのでご注意ください。 また、いずれも前日までに購入が必要となりますのでご注意ください。
JR九州は乗り放題「ぐるっと九州きっぷ」がGW中も利用OK
「ぐるっと九州きっぷ」は、JR九州全線の普通・快速列車の自由席に、連続した3日間乗り放題でインターネット経由での予約なら、大人1万4000円、こども7000円。窓口販売は大人1万4500円、こども7250円。別途座席指定をすれば九州に多く走る観光列車にも乗車でき、特急券を購入すれば特急や新幹線も利用可能。観光列車を楽しんだり、効率的に九州を回りたい方におすすめ。
会員限定がお得!年齢があえば入りたい
GWなど繁忙期には利用できませんが、ジパング倶楽部は年会費3770円(税込)でJR全線の運賃・料金が最大3割引となるサービス。男性65歳以上、女性60歳以上が入会条件。ただし、ご夫婦のどちらかが65歳以上なら夫婦揃って入会できます(年会費は夫婦で6290円(税込))。ジパング倶楽部は、JR各社毎に窓口・組織があり、上記以外にもそれぞれで独自の割引やサービスを実施しています。そういった特典もよく確認して入会されるといいでしょう。最近は大人の休日倶楽部ミドル(JR東日本)や、50+(JR東海)、おとなび(JR西日本)、ハロー自由時間クラブ(JR九州)など、50代を対象とした会員サービスも充実しています。
会員限定のきっぷやツアーも多いので、年齢があえば入会すると列車旅をお得に楽しめます。50代以上の会員サービスは、カルチャー教室などを持っていたりと日常の趣味と連動したサービスもあり、旅+αのコミュニティの楽しさも味わえます。
フルムーンパスは、指定をとれば観光列車の旅も楽しめる(写真は、JR四国 伊予灘ものがたり)
繁忙期もお得で使える!JR各社のネット会員限定サービス
冒頭でも述べましたが繁忙期はお得なきっぷが使えなくなったり、企画きっぷを発売しない路線もあります。そこでおすすめしたいのが、JR各社の会員サービスに登録すること。いずれもネットからの予約で、ディスカウントした会員限定きっぷを購入できます。時間を効率的に利用でき、変更手数料が無料のものが多いなどの利点もあります。
具体的には、東海道・山陽新幹線ならエクスプレス予約が便利。繁忙期を含めいつでもお得な料金で乗車でき、シートマップから好みの席が選べたり、予約変更が手数料無料で何度でもできたりと、利便性もいいのが特徴です。
会員になるには年会費1000円のカードに入会が必要ですが、1枚持っていれば6名分の予約ができるので、家族で旅行をすれば、すぐに元は取れます。また最近は、面倒な手続きが不要でスマフォと交通系ICカードがあれば、スムーズに予約・乗車ができ、条件により価格もお得なスマートEXも人気です。エクスプレス予約とスマートEXの違いや選び方こちらを参考に
また、東北新幹線などJR東日本管轄の新幹線や特急を利用するなら、会費無料のえきねっとが便利。会員限定で、トクだ値&お先にトクだ値を発売しており、新幹線だけではなく、特急などにも割引きっぷの設定があります。JR東日本管轄の新幹線、特急を利用する予定がある人は是非チェックしましょう。
列車により割引額は異なりますが、お先にトクだ値で3割程度、繁忙期など混み合うことが予想される列車は割引率が下がります。列車・座席数・区間などが限定されているので、まずは割引切符の空き状況を確認された方がいいでしょう。空きがあれば、乗車当日の午前1時40分まで受付OKです。
またJR西日本は登録無料のe5489に入会することで、お得なきっぷが購入できます。
お得な会員サービスですが、会費が有料の場合は、利用頻度等からお得度を見極めて入会を検討されることもお忘れなく。
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