豚肉の選び方のポイント
私たちが豚肉を購入する際、どのようなところに着目して選ぶのが良いでしょうか。次にあげる2つが大きなポイントです。- ドリップ(肉汁)がでていないもの。多いものは鮮度が落ちていることがあります
- かすかに灰色を感じさせるピンク色で、表面にみずみずしい光沢があるもの
豚肉の主な品種
食用として出回っている肉用豚の90%以上は、純粋種を交配して作られた交雑種で、牛肉と違い純粋種が少ないのが特徴。純粋種と言われる品種には、大・中ヨークシャー、バークシャー、ランドレース、ハンプシャー、デュロックなどがあります。ちなみに、一般的に「黒豚」と呼ばれているのはバークシャー。イギリス原産で、筋繊維が細かくやわらかく、赤身が強いので精肉に適していると言われます。「SPF豚」という表示をよく見かけますが、これは品種を示すものではありません。「SPF」とは「特定病原菌不在(Specific-Pathogen-Free)」の略で、豚の発育に影響を及ぼす病気にかかっていない豚であることを証明するもの。病気によるストレスがないため、肉質が柔らかく、あっさりしていて風味がよく、豚肉特有の臭みがないとも言われます。
【取材協力および資料提供】 財団法人日本食肉消費総合センター