鶏肉の選び方のポイント
私たちが鶏肉を購入する際、どのようなところに着目して選ぶのが良いでしょうか。次にあげる2つが大きなポイントです。- ドリップ(肉汁)が出ていないもの。多いものは鮮度が落ちていることがあります
- 肉に光沢があり、身がしまって毛穴が盛り上がっているものを選びましょう
鶏肉の主な品種
国内に出回っている鶏肉のほとんどを占めているのがブロイラーのもの。ブロイラーのものは、小型のものは約7週間、大型のものは約8週間飼育された後に出荷されます。肉用鶏の品種は、白色コーニッシュ、白色プリマスロック、コーチン、ライトサセックスなど。ブロイラーの大部分は、これらの原種から改良されたものです。一方、在来種とは明治時代までに日本国内で成立、または導入されて定着した鶏を指し、比内鶏やコーチンなど38品種があります。近年は「地鶏」や「銘柄鶏」と呼ばれる鶏が全国各地で生産されていますが、銘柄鶏はブロイラー由来のものもあれば在来種由来のものも。地鶏については、在来種の血が50%以上入っていること、出生証明があること、父鶏母鶏の組み合わせや飼育期間、飼育方法、生産業者氏名などが表示されていることなど、JAS規格によって定義づけがされています。
【取材協力】 財団法人日本食肉消費総合センター