◇ おかずパン(調理パン)を探そう ◇
【おかずパン】(いわゆる調理パン)って、日本にいるととても身近なものですが、実はアメリカに来てからお目にかかったことがありませんでした。サブ(サブマリンサンドウィッチ)などのサンドウィッチはよく見かけるけれど…
ちなみに、アメリカのベーカリーを見てみると、アメリカ・イタリア・中国・ドイツ系など、ベーカリーの系統も結構はっきりと分かれている印象を受けます。
そして、たいていどのベーカリーも、カフェのような作りになっていて、店内で飲み物を飲みながら、食べることが出来ます。
さて、今日は私が住んでいるミシガン州Ann Arborのベーカリーに、おかずパンを探しに出かけてまいります。
● アメリカ系のベーカリー
最初に来てみたのは、一番近くのモールの中にある、アメリカンベーカリー『Dough Boys Bakery』。
ショーケースをのぞいてみると、見事にアメリカンスイーツが並んでいます。デニッシュ系やパイ類が大半を占めています。調理パン、というよりも、菓子パン。おなじみの大きなアメリカンタイプのクッキーも数種類並んでいました。
奥の方に3種類だけ、ディナーロールやクロワッサンといった甘くないパンが置いてあるだけです。
お店の人に「一番人気の商品は?」と聞いてみました。すると、やはり人気は甘いアイシング(糖衣)がかかっているデニッシュ類ということ。
その中でも人気のシナモンロール(写真左)を買って試食してみました。とにかくこのシナモンロールの人気は根強い。
うーん、甘い。生地はデニッシュタイプなのですが、サクサクというよりは、パサパサ。結局ここに、おかずパンはありませんでした。
● イタリア系のベーカリー
次にきたのはイタリア食材店『MARCHANT OF VINOS』。ここは、ベーカリーコーナーのみならず、上質の食材が充実している、と評判です。
ミシガンはすっかり秋。10度まで上がらない日もあるぐらいで、そんな日はまだ9月だというのに、もう真冬のようです。ハロウィンが近づいてきたため、店頭にもオレンジ色のかぼちゃが山積みされています。
さて、ベーカリーコーナーへ。ここは、常時プレーンなパンが数十種類置かれています。歯ごたえも十分な、素朴なパンがたくさんあります。普段のパンは実はいつもここで買っています。
ベーグルや、シナモンロールなども置かれていましたが、ここにもやっぱりおかずパンはありませんでした。
ではでは、次のお店へ。