ザ・リッツ・カールトン東京の
ミスティーク(神秘的)なサービス

オルト
クラブ タワー デラックスの室内からは、名前のとおり東京タワーが望める
暑い日が続いている。気象庁の事前の発表では「例年より若干は涼しい」はずだった2009年の夏はやはり暑い。毎日、こんな状況の中で仕事をしていると、「自分へのご褒美でホテルライフ」となる。今回選んだのはザ・リッツ・カールトン東京。かの伝説のホテル。この7月でこれまた伝説のリコ・ドゥブランク総支配人から新しい総支配人に代わるというトピックスがあった。

外資系高級ホテルが軒並みこの不況のあおりを受けて不振だとメディアが騒いでいる中、ここザ・リッツ・カールトン東京はやはり“強い”というのが今回のホテルインスペクションの結論。何がどう強いのか……これが今回のストーリー。

ガイドの勤める会社は虎ノ門にある。ここから車で10分足らずで東京ミッドタウンに到着。夕方5時を少し回っている。

オルト
ミスティークは車寄せから始まった
「ようこそ、村上様いらっしゃいませ!」とタクシーから片足を降ろしたところでドアマンから声が掛かる。最初のミスティーク(神秘的)なサービス。何故、名前が分かるの……?

予め到着時間を知らせているわけではない。勿論、仕事柄TVや雑誌などに登場しているのでホテルスタッフがガイドをご存知ということはあるかもしれないが、ポイントは「タクシーから片足を降ろした瞬間」ということ。恐らく顔は確認できないはずである。それなのにバイネーム(名前を呼ぶこと)という離れ技である。今回のホテルインスペクションの期待値は高まるばかり。

オルト
吉江潤ザ・リッツ・カールトン東京副総支配人(右)と
45階のロビー階に到着すれば知己である吉江潤副総支配人(セールス&マーケティング担当)から「こんにちは!」のご挨拶。そのままコンシェルジュに導かれて宿泊専用エレベーターで5209号室に向かう。スムーズなルームチェックインが完了。こういうリズムでチェックインが実現するのは案外珍しいこと。予約をしていてもフロントでのレジストレーション(宿泊手続き)が長引くというケースは決して例外ではない。ガイドの長いホテルジャーナリス経験のなかでも、1、2と言ってよいほどのスムーズなチェックインである。これはリズム&テイスト、重要なホテルの良し悪しを判断するキーワード。

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