都内随一の穴場夜景ホテル、イースト21東京(2ページ目)

カクテルラウンジから望む光の海

パーティー会場としても利用できるパノラマ店内

日本橋から地下鉄東西線で3つ目の東陽町駅から徒歩5分。21階のカクテルラウンジ「パノラマ」からの夜景は息を呑む美しさだ。この建物から東側、荒川や西葛西方面には高い建物がなく、お台場までの180度のパノラマは、夜景になると“光の海”に変貌する。ナイトタイムになると生バンド演奏もあり、“ここはニューヨーク、マンハッタン？”と勘違いするほどの雰囲気が楽しめるのだ。

このホテルにもガイドの友人がいる。副総支配人の竹中正二氏。還暦を超えているのに細見のスーツでアイビー志向というお洒落な人物。年に数回、このカクテルラウンジで一緒に酒を酌み交わすということがライフスタイルになっている。

ガイドは、基本的に夜はあまり食事を口にしないタイプで酒と肴で十分。ところが、このお店は館内の寿司や中国料理の点心などなんでも取り揃えてくれる有り難いお店（いつでもそうなのかどうかは不明だが）。江戸前のコハダは絶品で、気がつけば10貫をいただいているということもある。

話題はホテルビジネスからスーツ（彼とは同じテーラーの利用者）、酒、女性、音楽からリタイアメント、年金と尽きない。50も超えると女性抜きでも十分楽しい時間が過ごせるのが不思議である。

本格的な香港飲茶も堪能

桃園店内

香港飲茶は、香港より招聘した点心司厨による本格的なもの

このホテル、レストラン&バーはホテルオークラの運営と言うことでその評価は折り紙付きなのだが、そのなかでも人気シェフ、中川俊勝氏が操る旬の素材を生かした伝統的な広東料理から現代感覚のエッセンスを加えたヌーベルシノワまで、本物の広東料理の真髄が味わえる中国料理「桃園」（2階）が白眉。

特にガイドの好みなのが午後の時間帯にサービスされる点心司厨士による本格的な香港飲茶がいただけること。午後1時から2時30分まで時間は短いが3,150円（税込み）で気分は香港旅行という感じだ。
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