収納

脱・収納ストレス!家具レイアウトのコツ(3ページ目)

マンションの間取りでよく見かけるのが南向きのLDルーム。窓や壁、扉の位置関係から、家具の置き場に自由がきかない。それが片づかない部屋の原因だった!!

すはら ひろこ

執筆者:すはら ひろこ

収納ガイド

死角をなくそう!

カウンター下の棚は、見た目にも綺麗なボックスと組み合わせる「片づけワゴン」を参考にしてもいいでしょう。
実のところ危険スポットにモノが溜まるというのは、居心地の良さを表すバロメータともいえます。とはいっても、モノが溜まれば視覚的にうっとおしくなるうえに、掃除も行き届かなくなるので心身ともに衛生上宜しくありません。

そこで家具の配置を改良して、危険スポットをなくすとしたら右図のようになります。テーブルは壁との間に人が通れるスペースをあけて、ソファはひとり掛けの小さなサイズにしました。あえてローテーブルを置くのはやめて、床面を広々と開放状態に。

こうして床の見通しをよくすることで、仮にモノが置かれたままになったり、広げたくなっても片づけようという意識が働きます。その意識を行動につなげるためには、適切な位置に収納があることです。

テーブルの近くには、食器や生活用品を収納できるように扉付きの飾り棚を。ダイニング側のキッチンカウンターの下には雑誌や書類、文具など、家族が使いたくなるモノをしまえるような棚を置きます。

「使う場所の近くに収納を!」という鉄則どおり収納を配置すれば、散らかっても片づけるきっかけができます。さらには無意味な隙間がないので、掃除もしやすくて家事の負担が少なくなるのです。

LDにどんな家具を置くかイメージをするときに、大型テレビとソファを連想することが多いのですが、収納のことも同時に想像してみましょう。もし、いまの住まいのLDに危険スポットがあるなら、ぜひ家具の配置を変えてみてください。

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