質実剛健なアルミのスーツケース
大きい割にはスマートに見えるのは素材のせい。写真で見るよりも実物の方が魅力的。 |
軽いのに頑丈となれば思い浮かぶのはジュラルミン。となるとすぐに現金輸送用のケースを思い描きますが、軽くて高強度なアルミ合金だから航空機のボディにも使われているのはご存じの通り。
そのアルミ合金をリブ状に加工して強度と安定性を誇るのはリモワです。スーツケースとしての合理性を追究したケースの外観は、ガッツリと頼もしい限り。密閉性が高く汚れに強いものの、傷が付きやすく衝撃で凹むこともあるようですが、収納物への影響は殆ど無い模様。スーツケースの使命は中身を守り抜くということなのでしょう。
頼もしい104リットルの中身
耐久性に比例して価格も高くなります。そもそもリモワは高額なのでドイツで買いたいものです。 |
但し、フルに収納すると身長170センチ以上で男性程度のパワーのある人でないと持ち上げるのは難しいサイズです。
スーツケース内部の造作は至ってシンプル。内部は2パートに分かれていて、片方はスーツを掛ける仕様、片方はメッシュバッグが付いています。
気になる鍵の形状ですがダイヤルロックと差し込み錠の3点ロックで、特に差し込み錠の開閉作動の動き方が滑らかで独特な動き方をします。家具やドアで使われるドイツ製の金物は精度も耐久性も高いのですが、そんな技術力をスーツケースの錠前にも感じ取ることができます。
パッキングは小分けで
靴下は丸めて荷物の隙間を埋めていくというのも良い方法です。 |
下着、靴下、シャツなどアイテム別に小分けにしておくと、到着後の荷解きもスムース。移動の多い旅なら出し入れが簡単で、旅先の荷造りも短時間でできるこの方法がお薦めです。
小分けに使うグッズとしては、メッシュの洗濯ネットや風呂敷、手で空気を抜く衣類圧縮袋が便利。
ゴルフやビジネスシューズなどの靴を携行する場合は、ゴムの伸びきったスポーツソックスに靴を片方ずつ入れておくと他の荷物が汚れず靴も傷みません。そして靴や本のように重い物、固い物はスーツケースの底に入れておくと安定します。
スーツケース選びでもう一つのポイントは、空港のターンテーブルで出て来たときの識別性です。ひと目で自分のケースとわかるような目印を付けておきたいもの。リモワのような存在感のある外観に、旅の記念シールを貼って自分仕様にするのも楽しみの一つとなるでしょう。
記事の更新情報については、メールマガジンでもお伝えします。購読を希望される方はこちらからご登録ください。
▼関連リンク
デキル男は服の管理も万全 【All About 収納】
室内干しはドイツの知恵と精神に習って 【All About 収納】
もっと知りたいリモワの鞄 【Rimowa GmbH】