ついもったいないと思ってしまうのがタンスの中のポッカリ空きスペース。そこが大きな間違い!詰め込むのが収納ではありません。 |
一方、タンス内の保存環境という視点にたってみると、衣類にとっては満員状態で保管されるよりも適度なゆとりがある状態の方がシワや傷みの予防になるはず。ことにカビや虫食いといったダメージを受けやすい衣類は、収納内にも空気の流通を必要としています。
梅雨から夏場にかけての高温多湿な気候のなかで、今のまま不用になった衣類が、現役の衣類のスペースとクオリティを奪っていても良いのでしょうか?
捨てるなんてもったいないという後ろめたい気分を捨てて、梅雨入り前のこのタイミングで衣類を処分しておきたいものです。
今回は衣類を実際にリストラした内容とともに、そのコツをご紹介します。
リストラ衣類の数量をカウント
衣類のリストラを始める際には、ペンとメモ用紙を用意。アイテムごとに正の字を書きながら作業を進めていって、終了後にそのリストをあらためて眺めてみると、自分のワードローブの変化や傾向が見えてきます。それによって、これから買い足す場合はどんなアイテムを強化して、どれを外すべきかが見えてくるといった効果もあるのです。実際に、リストラした衣類のリストを参考までに挙げてみます。ここでは敢えて、ボリューム感を視覚的に表すために正の字で数を記載しました。
綿麻素材の衣類やジーンズは掃除の際の使い捨て雑巾に。車の手入れにも使えます。 |
スカート 正正正正正正一
ジャケット 正正四
セーター 正正正三
コート 二
ブラウス 正正正正一
パンツ 正正一
ニット 正二
カットソー 正四
喪服 三
部屋着 正正正正一
以上の衣類をリストラした結果。Beforeはハンガーパイプ全長3メートル使用 → Afterでは全長2メートル分までに短縮。
よって、ハンガーに吊していた衣類は1/3を処分したことに。ということは収納スペースに対して7割収納になりました。
さらに引き出し収納ケース2台分が空になった状態。
というわけで、収納スペースに余裕ができて狙い通り通気性の良い状況に好転しています。
次は肝心な決断のコツです。