引越し/引越し関連情報

家具の吊り上げ作業(2ページ目)

家具の吊り上げ作業にはどんな種類が有るのでしょうか?各々の特徴をご紹介します。狭い階段と大きな家具の組み合わせの方は必見です。

執筆者:山上 哲

吊り上げ作業の種類

一般的に、吊り上げ作業は「手吊」「ユニック車」「大型クレーン」「やぐら」の4種類が有ります。

「手吊り」は、ロープなどでベランダや大きな窓から人力で吊り上げる方法です。軽い家具なら2~3人の作業員で吊り上げられますが、重い家具の場合は大勢の作業員が必要な場合や、吊り上げ不可能な場合が有ります。

「ユニック車」はトラックに小型クレーンがついた車輌で、比較的安く手配できます。(吊り上げ一点2万円程度、2点目からは5~8千円追加程度)道幅がある程度広く、道路側に面して搬入口が有る場合に手配できます。電線や電話線などが建物の周りに多数張り巡らされている場合は利用できない場合が有ります。

「大型クレーン」は、道路から建物が離れている場合や、道路面と反対側に搬入できるベランダなどが有る場合に使います。屋根越しに搬入出来ますので太い通り沿いでしたらユニック車より対応範囲が広いですが、広い道幅が無いと利用できません。建築系の重機屋さんでの手配になる事も多く、費用も高額です。道路を大幅に占有しなければならない為、警備員などが必要になる場合も有ります。

「やぐら」は上記3つの方法で吊り上げられない時の最終手段です。「丸太上げ」とも呼ばれ、字の通り丸太でやぐらを組んで人力で吊り上げる方法です。人数も4人以上必要なケースも多く、最低4~5万円は必要ですが(家具の重さによる)、対応できる建物が多く、クレーンの使用出来ない家の2階へのピアノの搬入などでよくこの方法が用いられます。

上記の4種類の方法のうち、事前に予約せずに対応できるのは一個目の方法(手吊)だけです。引越しの見積りを取る際には家具の搬入方法もよく相談しておきましょう。

上記のどの方法でも搬入できない場合、1階に設置するか、家具を処分するかしか方法がありません。引越し当日に慌てないよう、よく打ち合わせをして下さいね。

  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます