美容と健康にも◎。お抹茶をもっと気軽に
摘み取り前の茶園に覆いをして育てた茶葉を蒸したあと、乾燥させたものが碾茶(てんちゃ)と呼ばれ、これが抹茶の原材料。高級茶の玉露と同じ製法ですが、よく見る拠れた形のお茶と違って、揉まずに葉が開いたままの状態です。これを石臼で挽いたものが抹茶となります。茶葉は、ビタミンCやビタミンE、食物繊維など、健康や美容に役立つ栄養を豊富に含んでいます。煎茶の場合は、お茶そのものは豊富な栄養素を残したまま茶殻として捨てられてしまいますが、抹茶なら、そのまま全部飲んでしまうことができて、栄養効果抜群。
お抹茶というと、作法やら何やら面倒なイメージを浮かべるかもしれませんが、一人で飲むなら、味さえ美味しければOK。花見とともにお抹茶を楽しむというのも、何とも優雅でおすすめ。気軽に入れて、あなたの好きな甘いお菓子と一緒に味わえば至福のひとときが過ごせるはずです。
用意するもの
左奥から茶碗、なつめ(お茶を入れておく容器)、茶せん。手前は茶杓。お茶の道具は他にもいろいろとありますが、最低限、茶碗と茶せん、抹茶があれば、お茶は立てられます。 |
・ 茶せん
・ 抹茶
・ 茶杓
・ ふきん
茶碗は口の広めな器(お椀やカフェオレボウルなど)なら何でもOK。茶杓はティースプーンで代用できます。茶せんの値段はピンきりですが、1,500円前後から購入することができます。
お抹茶の立て方
美味しくお茶を立てるポイントは、抹茶を茶漉しでふるっておくこと。また、お湯の量に注意すること。最初は上手く立てられないかもしれませんが、数回繰り返せば、すぐにふんわりと泡だつようになります。1. 茶碗にお湯を入れて、茶せんでかき回します。お茶碗が温まり、茶せんの穂先が柔らかくなります。 | 2. お湯を捨て、ふきんで拭った茶碗に、茶杓で抹茶を1.5~2杯程度入れます。ティースプーンなら1杯程度。抹茶は茶漉しでふるっておくとよい。 |
3. 少し冷ましたお湯100cc程度を茶碗に注ぎます。 | 4. 茶せんで素早くかき混ぜます。 |
5. 手首を使うと、決めの細かいふんわりとした泡が立ちます。 |
次のページでは、残った抹茶の使い方と保存方法を紹介します。最後までしっかり使い切りましょう。>>次のページへ