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ビジネスマナー・お中元編

取引先からお中元が届いたら、お返しは不要でも先方に電話や礼状を出すのがマナー。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

日頃の感謝の気持ちとして、お世話になった人に贈り物をするお中元。しかし個人同士と違って、会社同士でやりとりするお中元には、お返しを期待するものではありませんよね。

公務員の場合は原則としてお中元を受け取ることは禁止されています。取引先の担当者の自宅に送っても返送される可能性があります。学校や病院、金融機関なども当然お中元のやり取りを厳しく禁止されている場合もあります。昔と違って個人同士は別として、会社組織の中では、気軽にお中元自体受け取れないご時世です。大事なことはルールをきちんと知り守ることです。

今回は取引先からお中元が届いた場合のマナーをケース別にまとめてみました。


お中元
基本のルールをきちんと知っておけば安心!心配りも大切に

会社宛てにいただいた場合

会社や部署に送られてきたら必ず上司に報告をしてから中身を確認します。外出先で受け取り帰宅した場合も中身を確認してから誰に何をもらったのか、上司に報告。もちろん会社名(部署名)で礼状を出します。


会社へ自分宛に

たとえ自分の名前で送られてきたものでも会社に直接届いたものは、一応上司に報告をすること。分けられる品物なら部署内でおすそ分けなどいかがでしょうか。また会社から自分の名前で礼状を出すのがマナー。


自宅に届いた場合

会社に報告の義務はありませんが、礼状は必ず出しましょう。

※贈答が禁止されている場合は、断り状と共に品物を返送するように。また受け取り拒否をして後から断り状を送る手もあります。

明らかにお返しを期待して届いた高価な品物や高額な商品券などは、そのままにせずに上司に相談をした方がよいでしょう。場合によっては会社や上司の名前で同等かそれ以上の品物を送ることもありえます。現金で届いたらそのまま送り返すのが常識。


断りの手紙の基本

おわびや断りの手紙はとても書きにくいもの。気をつけることは受け取る相手の気持ちを損ねないように配慮することが大事です。

▼会社または上司の名前で返送しますが、文面の参考例としてこちらまで

「こちらの都合で本当に申し訳ありませんが・・・・お気持ちだけ有り難く頂戴いたしますので、どうぞご了承くださいませ。」

「せっかくのご厚意を申し訳ありません・・・・当社ではお取引先からこのような贈り物はお受けできない事になっております。」


いかがでしたでしょうか?ビジネス社会での季節のあいさつ「お中元」。基本のルールをきちんと知っておけば安心ですね。

<関連リンク>
お中元を贈ろう! part1
お中元を贈ろう! part2
・お中元
・お見舞い・快気祝い
2005 新!お中元宣言

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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