素敵な披露宴をコーディネイト
結婚式といえば、最近の傾向として、昔ながらの伝統や形式にとらわれない新しいスタイルが増えてきています。恋愛結婚が増えた現在、仲人の形態も多様化してきて(表参照)、仲人を立てない場合や挙式当日だけの媒酌人をつとめる「頼まれ仲人」も増えています。
今回はこの挙式当日、また挙式、披露宴のみに立ち会う「媒酌人」を頼まれた場合の心得についてまとめてみましたので、ご参考にして下さい。
仲人の形いろいろ
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本仲人(ほんなこうど) | 縁談、見合い、結納、挙式、披露宴まで、そのすべてに立会い取り仕切る。 |
下仲人(したなこうど) | 見合いから婚約まで話を進め、挙式当日は招待客の立場で列席する。 |
頼まれ仲人(媒酌人) | 婚約と挙式当日、また挙式、披露宴のみに立ち会う。 |
媒酌人を依頼をされたという事は、それだけの人格そして人柄が認められたという証明です。大変な役割ですが、快く引き受けてあげましょう。
重要な役割ということを肝に銘じて新郎新婦との打ち合わせを重ねながら、素敵な披露宴をコーディネイトしてあげましょう。 今回は、司会を頼まれた場合に、気をつけたいポイントについて考えたいと思います。
媒酌人の依頼を受けたら返事は早目に
依頼の返事は、3日以内には出すようにしましょう。→依頼を断わる場合は
多忙な毎日で私生活に余裕がないとか家庭内に問題を抱えているなど、精神的に余裕がなかったら辞退したほうがよいと思います。 自信がないままに依頼を受けても、反対に相手に迷惑をかけることになりかねませんよね。相手の幸せに水をささない気配りを持って断るのがマナーです。
媒酌人を引き受けたら本人と両家の両親と顔合わせをする
結婚式前に本人の人柄、二人の経歴やなれそめなどを聞いて、式当日に紹介する原稿を作成します。その時に結婚式や披露宴の形式も確認しておきます。結婚祝は?
お祝いは、結婚式の1カ月から遅くとも1週間前までに届けましょう。 式当日に持参するのはマナー違反ですので注意しましょう。お祝いは現金、品物どちらでもOKです。 金額の目安として、一般的には、招待客として招かれた時に渡す祝い金2人分に少し足したくらいと考えた方がいいでしょう。 しかし特に媒酌人だからといって、金額を多くする必要はないと思います。本人との間柄をよく考えて、決めてみてはいかがでしょうか。服装の準備
結婚式当日の服装は、新郎新婦の両親と格をそろえます。 事前に両家の両親と打ち合わせをしておくと安心ですよね。服装は一般的に媒酌人がモーニングコートやブラックスーツ、媒酌人夫人は黒留袖やロングドレスです。スピーチの準備
披露宴でのあいさつは主催者側の立場で行います。 司会者の開宴のあいさつの後が媒酌人のスピーチ。最も重要な役目ですが、緊張せず、落ち着いて挙式の報告や新郎新婦のエピソードなどを話しましょう。▼あいさつの内容のながれ |
▼あいさつのポイント
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自己紹介 ↓ |
簡潔に5分以内(原稿用紙2~3枚)列席者のお礼の言葉 ↓ |
事前に練習をして棒読みにならないように挙式の報告 ↓ |
本人たちの履歴や名前を間違えないように両家、新郎新婦の紹介と披露 ↓ |
忌み言葉に注意する新郎新婦のなれそめ、新家庭の抱負など ↓ |
新郎新婦を誉めすぎない
二人へのはなむけの言葉 ↓ |
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今後の支援の要請 |