通夜・葬式の弔問マナー/通夜・葬式の弔問マナー

心を込めて簡潔に お悔みのあいさつ

弔問や通夜、葬儀の際に述べるお悔みのあいさつは、故人と弔問する側の関係によって変わりますが、大切なことは遺族の気持ちを思いやり、心を込めて簡潔に言葉を述べる事です。

執筆者:中山 隆司

弔問や通夜、葬儀の際に述べるお悔みのあいさつは、故人と弔問する側の関係によっていろいろ変わりますが、大切なことは遺族の気持ちを思いやり、ながながとしないで簡潔に故人の冥福を祈る言葉を述べる事です。

お悔みは、受付で香典を渡すときに述べる

お悔みの言葉は、弔問の際の受付でお香典を渡すときに、お悔みの言葉を述べるのが基本です。遺族に対しては、近くに行った場合を除いては不要です。遺族にわざわざ近づいて言葉をかける必要はありません。焼香の際に黙礼だけでも気持ちは十分伝わります。また、近くに行った場合で、遺族に対して初対面の場合は、個人との関係を述べてからお悔みを述べます。

死亡した原因などを聞かない

亡くなった原因や状況などについてこちらからあれこれと尋ねたりしてはいけません。事故死、ガン、自殺など死因がわかっている場合でも、決してその場でその言葉をいわないようにします。

言葉少なに、声も低めに述べる

声を低めに語尾もすこし濁す程度にします。お悔みのあいさつがすらすら出てくる方が不自然です。あらかじめ練習してきたように感じられるからです。言葉がつっかえても心から哀悼の気持ちがあれば、遺族にも通じるはずです。

また、故人と親しくされていた場合などは、「お手伝い出来ることはありませんか」と伺うのがマナーです。なお、おくやみの言葉は、近親者、親戚でもきちんと述べるのが礼儀です。


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