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初詣は1月7日までに

新年に初めて神社に参拝することをいいます。その年の縁起のいい方角「恵方」の神社にお参りしたことに由来。恵方とは陰陽道(おんみようどう)に深く関係しています。

執筆者:中山 隆司

●いわれ

新年に初めて神社に参拝することを初詣でといいます。本来初詣では「恵方(えほう)参り」と言われ、その年の縁起のいい方角の神社にお参りしました。恵方とは陰陽道(おんみようどう)で、その年の干支(えと)にもとづいた最も縁起が良い方向のことをいいます。つまり、その年の恵方の方角にある神社にお参りすると年神から福が与えられると考えられていました。また、恵方とは反対に不吉な方角とされるのが「鬼門」です。


初詣は以前は元旦に限られたものでしたが、今では松の内(1月7日)までに行けばいいということになっています。また、最近では有名神社に集中する傾向が年々強くなり、氏神や産土神(うぶすながみ)、また恵方という意識は薄れてきています。

ちなみに、筆者が生まれ育ったここ関西では節分の日にこの恵方に向かって、無言で太巻き寿司を丸かぶりすると、一年間健康で幸せに暮らせるという風習みたいなものがあります。みなさんご存知ですか?また、節分の日にためしてみてください。

参考

▼陰陽道(おんみようどう)
古代中国の陰陽五行説にもとづき、天文、暦、占いなどを説明するものです。日本のは六世紀に伝わったとされており現在にいたるまで私たちの生活に様々な影響を与えています。

▼鬼門
陰陽道で鬼が出入りすると考えられている方角のこと。「丑寅(北東)」にあたる。

▼産土神(うぶすながみ)
生まれた土地の守り神

▼十二支
子(ね)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う)
辰(たつ)、巳(み)、午(うま)、未(ひつじ)
申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)、亥(い)

▼十干
甲(きのえ)、己(つちのと)、乙(きのと)、庚(かのえ)、丙(ひのえ)
辛(かのと)、丁(ひのと)、壬(みずのえ)、戊(つちのえ)、癸(みずのと)

▼恵方
甲(きのえ)・己(つちのと)の年:東北東
乙(きのと)、庚(かのえ)の年:西南西
丙(ひのえ)辛(かのと)の年:南南東
丁(ひのと)、壬(みずのえ)の年:北北西
戊(つちのえ)、癸(みずのと):南南東
 
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