●いわれ
五節句の一つで、天の川を挟んで牽牛(けんぎゅう)星と織女(しょくじょ)星が年に一度、天の川をはさんで会うという中国の民話がもとになったもの。これに日本古来の棚機女(たなばたつめ)の伝説が合体して「七夕」に。
本来は、裁縫の上達を祈願する日であったようですが、江戸時代のころからは「習字の上達を祈願して」笹に願いを書いた短冊をつけて飾る風習が生まれたようです。また、七夕は江戸時代に定められた五つの節供(1/7七草(人日)の節句、3/3桃(上巳)の節供、5/5端午の節供、7/7七夕の節句、9/9重陽の節供)のうちの一つ。
●短冊に願いを
最近では、家庭で七夕飾りを作ることは珍しくなりました。各家庭で七夕の行事をあまり行わないのか、軒先やベランダに笹竹に飾りをつけた七夕飾りを見かけません。七夕飾りですが、願い事を書いた短冊や色紙、折り鶴などを飾ります。短冊は家族みんなで折り紙などを切って作り、みんなの願い事を書いてみると楽しいと思います。
特にお子さんがいらっしゃるところでは、欲しいものなどわかって誕生日やクリスマスプレゼント選びの参考になるかもしれません。特にお父さんは、普段あまり言えないようなことをお母さんになにげなくわかるように願い事(小遣いがアップしますように!とか)を書いてみてはどうでしょうか。ひょっとしたら願いがかなうかもしれません。でも現実はかなりキビシイみたいで…。
また、笹と飾りの簡単なセットなども販売されていますのでそちらを利用してもいいかもしれません。また、筆者が小さい頃は、七日の夜に飾りを外したあと近くの川に七夕飾りを流した記憶があります。現在では環境問題もありなかなかそのような行事も行えませんね。
ところで、ささの葉さらさら…ではじまる歌、全部歌えますか?文部省唱歌って知ってましたか?子供に聞かれて困ったらここで調べられます。また、七夕のお話を、3次元CGで絵本にしているサイトもあります。作者のやさしい気持ちが伝わる作品です。子供たちと一緒にぜひご覧下さい。
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