衣類もきちんと分けてお手入れ・収納
---ドイツの主婦はお洗濯も特徴がありますか?カルカさん:「洗濯はできるだけためて、まとめてするので、エネルギーの節約はしっかりされていると思います。みんながしている事というと、白いもの、色もの、黒いものに分ける、という以外に、物によって温度設定を変えることですね。ドイツの洗濯機は冷水~95度まで温度を調節できて、おしゃれ着は低温で、汚れのひどいものは60度で、シーツなどは60~95度で洗う、というやり方です。私もドイツに来てから、洋服とタオルを一緒に洗うということはしなくなりました」。
------水道水が日本とちがって硬水(カルシウムやナトリウムを多く含む)のためお湯の方がお洗濯に向いているのだと聞きますが、温度を変えるとは日本の洗濯機にはない機能ですね。使用する洗濯水の量も少ないとか聞きますし、エネルギーの節約は日本よりずい分できてるようですね。
ところで、この雰囲気からして、みなさんお片づけも上手なのでは?
カルカさん:「片付けは得意ですね。ごちゃごちゃしているのが嫌いな人が多いようで、男の人でもきちんと整理整頓している人が多いと思います」。
---家族ひとりひとりが自立して整理整頓してくれると主婦はすごく楽になりますよね。うらやましい!
カルカさん:「それから、義祖母は真っ白なリネンのテーブルクロスをたくさん持っているのですが、棚の中でサイズごとに分けて収納されていて、サイズを記したメモで仕切っているので、一目でどこに何があるか分かります。
また洗濯物(汚れ物)も、洗う温度ごとにあらかじめボックスに分けている家も多く(それぞれのボックスに、30℃、60℃、などと記されています)、
サイズや種類ごとにきちんと分けて整理するのがドイツ人は好きなんだなぁと思います」。
---真っ白なリネンクロスが整然と収納されている様子、想像するだけでも気持ちがよいですね。
おすすめ雑貨
---ドイツの主婦を魅了する生活雑貨も気になります。ドイツ陶器とヨーロッパ雑貨のwebshop『ブリュームヒェン』も運営されているカルカさんのおすすめは?カルカさん:「毎田さんも記事でご紹介されていたフロッシュの洗剤シリーズはとっても気に入っています。食器洗剤、トイレの洗剤、バスタブや洗面台を洗う洗剤(日本ではマルチクリーナーと言うそうですね)、すべてフロッシュです。いろんなメーカーのを使ってみた結果、フロッシュに落ち着きました。
洗浄力は他のものもみんな良く、それほど違いはないと思うのですが、同じ洗浄力で、ニオイがマイルド、肌への負担も少ないような気がする、というのが決定的な理由でした。環境にやさしい、というのもポイント高いですしね。
上に出てきた神経質な大家さんもフロッシュ派で、かなり勧められましたよ~(笑)」。
---大家さんもフロッシュなんですね!何だかとても優等生になった気がしてきました。
さて、家事は家族の暮らしを心地よくするためのもの。休日の過ごし方も大切です。次にカルカ夫妻の週末の楽しみ方をうかがいます。うらやましいお話ですヨ!