マカオのトップシーズン
一年のうち最も観光客が集中する春節(旧正月)。華やかなデコレーションが街中に現れます
香港、マカオが各々中国に返還されて以降も、中国本土、香港、マカオの祝日は同じものもあれば、それぞれ独自に設定されている場合もあります。マカオの観光産業にとって、最も活況を呈するのは中国本土と香港の祝日が重なる時期! マカオのトップシーズンともいえる主なイベントをまとめてみましょう。
- 1月下旬~2月中旬:春節(農暦新年)=旧正月 ※中国・香港
- 4月初旬:復活節=イースター ※香港
- 4月下旬~5月初旬:労働節=中国版ゴールデンウィーク ※中国・香港
- 9月下旬~10月初旬:国慶節(中国の建国記念日にあたる)&中秋節 ※中国・香港
- 12月下旬:聖誕節=クリスマス ※香港
上記の時期はホテル価格が高騰し、マカオへのアクセスもたいへん混雑……するのですが、もちろん、この時期ならではのメリットもあります。多くの人出を見込んでカジノやショッピングモールを中心に大々的なプロモーションを展開。豪華賞品が当たるラッキードロー(抽選会)や人気スターを招いたイベントなど、マカオの至るところでお祭り騒ぎに。また、上記以外では、毎年11月中旬に開催されるマカオグランプリ開催期間中もトップシーズンです。
日本人にとっての穴場シーズン
日本人にとって穴場シーズンでもある8月中旬のハクサビーチの様子
日本独自のホリデーシーズンがマカオのトップシーズンと重ならない時期も当然あります。お盆休み、秋の連休、年末年始こそが、日本人にとっての穴場シーズン! ホテル価格も通常料金で、人気観光地もゆっくり見て歩くことができます。この時期のマカオでは実によく日本語が聞こえてきます。
中国本土や香港からの観光客が圧倒的に多いとはいえ、年間およそ30万人前後で推移する日本人観光客は、マカオの観光業界にとって現地のトップシーズンではない時期に現れる貴重な需要として存在感を強めつつあるのです。