小動物/小さなペット関連情報

健康診断のタイミング(3ページ目)

「健康診断するべきだ」と、言われたり見たりするものですが、でも健康なときにわざわざ動物病院に行きたいとは思わないものです。では、健康診断ってどんなときにすればいいのでしょうか?

執筆者:村田 亜衣

シニアになったら年2~3回健康診断を

歳をとると、内臓が弱ってくるのはペットも人間も同じです。白髪が増えるなど目に見える部分はわかりやすいのですが、腎臓が弱ってきたなど目に見えない部分はわかりにくいものですので、気が付いたときは病気がかなり進行してしまっていることもあります。

目に見えない部分の健康状態を確認し、病気を早く発見するために、シニアになったら1年に数回健康診断は受けるようにしましょう(動物病院にかかるストレスなどもありますので、かかりつけの動物病院と相談し、健康診断の回数は決めるといいと思います)。

高齢になると、麻酔だけでも不安が大きくなりますので、若い頃よりも治療の選択肢が限られてくることがあります。それだけに、少しでも早く病気は見つけ、ペットへの負担が少ない方法で治療できるようにしてあげたいものだと思います。何より、シニアになるまでずっといっしょに暮らしてきたペットですから、もっと長生きさせてあげられるように健康状態に注意したいものだと思います。

あとで後悔しないために・・・

病気ではないのに動物病院に行くことにひっかかる人もいるかもしれません。でも、ペットの健康を守るためには、健康診断が大切です。

先日、私はフェレットを亡くしました。健康診断をサボっていたために、心臓に先天的疾患があることを知らないでいたからです。発症してから動物病院にかかり、治療しましたが病状が重く、助けることができませんでした。

もし私がちゃんと健康診断をしていれば、発症する前に疾患があることはわかっていたでしょう。発症しないように、食事などに注意して飼うことができたでしょう。いつかは発症したかもしれませんが、もっと先に延ばせたかもしれません。

私は多くのペットを飼っています。ついお金と時間を考えてしまい、健康診断をサボってしまいました。その結果、ペットを亡くしました。すべて自分の責任だと思っています。ちゃんと健康診断していれば、と後悔しています。私のような後悔をしないように、みなさんどうか、健康診断をするようにしてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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