動物病院選びは猫と共通するポイントあり
仲良しならば、猫と小さなペットがいっしょに寝ることもよくあります。 |
猫の場合には、多くの動物病院で診療が可能なため、猫が落ち着ける雰囲気や飼い主さんが信頼できる獣医さんを探すことが動物病院選びで重要視されやすいものです。けれども、小さなペットにおいては、十分な診療をしてもらえる動物病院を探すところから始まります。次に、ペットの扱いに慣れていて、飼い主が信頼できる動物病院を選んでいきます(ここは猫の動物病院探しといっしょだと思います)。
また、小さなペットは体調の悪さを隠そうとしますので、飼い主には観察力が求められます。毎日の行動、食欲、活発さなどなど、すべてを観察し、少しでも違うことがあったらすぐに気がつくことができるようにしてください。小さなペットたちも、猫と同じで病気の発見が遅れると命に関わることがあります。
ケージの掃除(環境作り)は大切です
ウサギのようにストレスに弱い子は、捕食者である猫との同居は難しいことがあります。 |
ケージは毎日掃除する(排泄物や食べ残したごはんを取り除く)必要がありますので、猫のトイレを掃除するときにいっしょにやるようにして、習慣づけるといいかもしれません。ただし、毎日の掃除とは別に、週に1度程度はケージに敷いている敷材を取り替えるなどの大掃除も必要ですので、こちらは新しく習慣にしていってください。
また、環境温度と湿度にも気を配る必要があります。猫は、人間が快適と感じる温度(17℃~28℃ぐらい)で暮らせる生き物ですが、小さなペットの中には人間よりも高温を快適と感じる種類(鳥類)や、高温が苦手な種類(フェレットやチンチラなど)がいます。
湿度に関しては、猫と同じように濡れることを嫌う種類がほとんどです。寝床や敷材を乾いた状態で維持するように注意してください。猫には使うことがほとんどない水を飲むためのボトルなど、小さなペットを飼うようになって初めて使う飼育器具もありますので、それらの管理に気を配り、水漏れがないようにしましょう。
鳥類には水浴びを好んで行う種類がいます。水浴びをするときにケージのまわりに水を飛ばしてしまうこともありますので、ケージの中だけでなく、ケージまわりにも気を配るようにしましょう。
まったく違う種であることを理解してください
小さなペットは猫にじゃれられてしまうことが多くあります。小さなペットのストレスにならないよう、気をつけてあげてください。 |
また、猫にも個性があるように、小さなペットにも個性があります。希望していたような行動を取らないこともありますし、仲良くなるのにすごく時間がかかることもあります。小さなお子さんにとっては、予想もしなかった事故が起きるおそれもあります。
猫を飼うのと同じ感覚で、小さなペットを飼おうとは思わないでください。
猫を飼った経験は、もちろん小さなペットを飼うときに役に立ちます。特に猫を飼っている方にはペットのペースを優先している方が多いので、小さなペットへのストレスが少ない飼い方ができる可能性が高いと思います。でも、猫から学んだことがすべて小さなペットの飼育に役立つとは限りませんので、思い込みは捨てて、小さなペットから学ぶ姿勢を意識して持つようにしてください。
猫とは違う種であることを理解できれば、小さなペットとも楽しく暮らすことができるようになるでしょう。