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大型インコの中でも大きいコンゴウインコです。 |
ブリーダーも困ってる!
輸入できないからといってこのまま鳥類の減った状態が続くようでは、ペットショップによっては死活問題になります。そこで、ペットショップ団体の方が、鳥類のブリーダーに会いに行き、現状を視察してきました。視察してきた方からの話によると、ブリーダーも困っていたそうです。今までと同じように鳥類を繁殖し、いい状態の出荷できる個体がいるにもかかわらず、輸出することができないからです。
鳥インフルエンザのせいで、世界的に鳥に関わる仕事をしている方や鳥好きな方が困っているのかもしれません。
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大型鳥類は、簡単には飼えないため、ペットショップで会うのが楽しみな人は少なくありません。 |
いつ会えるようになるのでしょう?
すぐにペット用の鳥類の輸出入が規制無く行われるようになる可能性はありません。鳥インフルエンザが落ち着くまでは、輸入規制は続くでしょう。この状態で1つ、怖いことがあります。それは密輸です。大型鳥類はもともと大量に売れるペットではありませんでしたので、密輸されるおそれは低いと思っています。けれども、輸入ルートを変えてなんとか日本に入れようと考えた場合には、かかる費用と時間が問題となるため、短絡的に密輸を考える業者が出てくるかもしれません。
ほとんどのペットショップは密輸など考えていません。現在の状態の中でなんとか大型鳥類を扱いたいと考えるペットショップには、自分たちで繁殖を始めたお店があります。先日遊びに行った知り合いのペットショップでも、オオハナインコの繁殖をしていました(抱卵中でしたので、個人的にもヒナに会えるのを楽しみにしていたりします)。今後しばらくは、鳥を扱えるペットショップや飼い主が繁殖した子がペットショップには出回るようになるのかもしれません。