見ていて飽きないフェレットにも、お客さんは集まっていました。 |
ブームが落ち着いてようやっと見えてきたこと
「まだ日本に紹介されていない珍しい動物を」と仕入れに力を入れていた問屋さんは、いつの間にか倒産していました。
珍しいペットばかりを取り上げるテレビ番組も減りました。
もう、やたらとペットを欲しがるペットブームは終わったのでしょう。
ブームが終わったことで、私たちに見えてきたことがあります。
それは、まだまだ私たちの中にはペットをアクセサリー感覚で見る人がいるという悲しい事実。
ペットブームに流され、ペットをそれほど飼いたいと思ってない人までもが飼っていたのでしょう。
ブームが落ち着き、不況に生活を苦しめられたために、こういう人達はペットとの暮らしを選ばなくなったようです。
逆に、ペットを家族としか考えていない飼い主さんが増えていることも見えてきました。
生活が厳しくなっても、アイデアと工夫でペットに辛い思いをさせないように頑張っている飼い主さんの存在は、同じ飼い主としてうれしいものです。
もっとこういう飼い主さんに増えて欲しいと思わずにはいられません。
ちょっと珍しいアルビノシマリス。興味のある人は多いと思うのですが、普通のシマリスの方が売れたようです。 |
ペットショップも選ばれ始めた
ペットブームの間は増えるばかりだったペットショップも、ずいぶんと数が減りました。
アクセサリー感覚でペットを飼う人が減ったおかげで、今の飼い主さんはペットのことを考えながらペットショップを選べる人が多いです。
その結果として、信頼できないお店は売上が減り、信頼できるお店やディスカウントショップのような安く大量に飼育用品を扱うお店だけが残るようになってきたのでしょう。
これはまだ、これからも続きます。
不況のおかげでペットにかけるお金の使い道を私たち飼い主はよく考えるようになりましたし、同じ値段なら商品にプラスαの特典として、飼育情報を交換できるお店を選ぶ方がいいことも知っています。
まだ質の悪いお店も残っているようですが、もう数年経てば、信頼できるお店ばかりが残るようになるのかもしれません。
ペット業者さんにとっては耳の痛い話なのかもしれませんが、ペットのことを考えたとき、これはうれしいことです。
ペットのことを考えた管理をし、客(飼い主)に正しい情報を伝えるお店ばかりになれば、辛い思いをするペットは減る可能性が高いからです。
元気いっぱいに遊んでいたフェレット。水飲み姿も勢いがあって見ていて飽きませんでした。 |