小動物/小さなペット関連情報

小さなペットと暮らしたい!「はじめてシリーズ」No.6 チンチラと暮らそう!(2ページ目)

チンチラってどんな動物なの?一緒に暮らすときの注意点は?飼うのに必要な道具は?などなど、チンチラと暮らしたいと考えている人に知って欲しいチンチラ情報です。

執筆者:村田 亜衣

チンチラがかかりやすい病気

チンチラ
相性が良ければ多頭飼育も楽しめます。
環境を整え、適切な食事を与えられればチンチラは病気になりにくい丈夫な動物。でも残念ながら、よく見られる病気というのがあります。そのほとんどは飼い方で防げる病気ですので、飼い主は頑張らないといけません。

ウサギやプレーリードッグといったげっ歯類に多く見られる不正咬合(ふせいこうごう)はチンチラでも見られます。その原因は食事。ペレット状になった食事を主食にすることで、必要なだけ歯をこすり合わすことができず、歯が伸びすぎてしまうのです。予防するには牧草を主食とし、ペレットは副食にすることです。

また、チンチラにおいては不正咬合が遺伝することが毛皮業者の研究により判明しています。もし飼っているチンチラの歯が、伸びすぎて噛み合わせに異常が起きたならば、繁殖は避けましょう。

下痢もチンチラに多く見られる病気のひとつです。この原因もやはり食事。 急にフードを切り替えたり水分の多いものを与え過ぎた場合に下痢をすることが多いです。特にペットショップから連れ帰ってすぐは、環境が変わることによるストレスも受けていますので、十分に注意しましょう。

回し車
運動不足やストレスをためないようにしましょう。
チンチラはストレスには弱い動物です。例えば、嫌いなチンチラや見える場所にケージを置いておくと、それだけでストレスを受け、体調を崩します。精神面ではデリケートな生き物ですので、温度・湿度管理、食事内容と同じく、ストレスの無い環境作りにも励んでください。

暑さに弱いチンチラは、梅雨~夏に熱射病を起こすことがあります。近年、毎年温度が上がってきていますので、夏場は温度管理をし過ぎて困ることはありません。24時間エアコンを使うことは金銭的に負担となるかもしれませんが、そうすることでチンチラの健康を守り、寿命を縮めることが避けられますので、お金がかかることは飼う前に覚悟しておきましょう。

-->>次のページでは、飼うのに必要なものと初期費用をあげてみました。
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