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ドクターハラスメントが横行!? あなたのペットの命が危ない!(2ページ目)

多くの飼い主さんが経験している動物病院でのドクター・ハラスメント。動物病院を選び、獣医師を選ぶことによりこれは避けられることかもしれません。ペットと自分を守るため、慎重に動物病院は選びましょう。

執筆者:村田 亜衣

平然と嘘を言う獣医

思い出すだけで今も腹が立つ、そんな経験を私はしたことがあります。
低血糖で意識が薄れていっているフェレットを、夜間救急でかかりつけではない動物病院に連れて行ったときのことです。

事前に動物病院には連絡を入れ、確認を取ってから私はフェレットを連れて行きました。
かかりつけの動物病院はすでに病院の診察時間が終わり、獣医師が病院内に居ないために対応してもらえないことは、きちんと説明しました。
かかりつけの動物病院にも連絡を入れ、AHTの方にカルテ等をファックスしてもらいもしました。

にも関わらず、応急処置を終えたこの動物病院の担当獣医師は、
「○○病院(私のかかりつけの動物病院)の先生に連絡が取れ、待っているそうなので行ってください」と 点滴用の針をつけたままのフェレットを返したのです。

かかりつけの動物病院に獣医師が居ないことはわかっていたので、連絡の取れた獣医師の名前を確認しました。
しかし、「男性です」としか答えはありませんでした。
「とにかく待っているから、急いで行って」と、最終的には追い出されるようにして私とフェレットはこの動物病院を後にしました。

かかりつけの動物病院に着くと、もう電気は消えており、獣医師もAHTもいない状態。
このままフェレットを助けることができないんだ。と絶望したものの、 そんなことを言ってくじけるわけには行かないので、ドアベルを押しました。

ありがたいことに、かかりつけの動物病院は院長の自宅も兼ねていたので、 院長は学会に出ていていませんでしたが、ご家族の方がいらして、対応してくださいました。

このとき、夜間救急で行った動物病院にも確認を取ってくださったのですが、
「『これから行きます』と連絡は入れた」という返事。
私には「待っている」と言ったのに、そんなことは言われていなかったのです。

後日、その日勤務していたAHTの方に会ったときに聞いてみたところ、
この夜間救急で行った動物病院からは、「村田さんがそちらで診て欲しいと言っている」と言われていました。
私はそんなことは言っていないのに、です。

何故、この夜間救急もしている動物病院が私のフェレットの治療をしたくなかったのかはわかりません。
助からないと判断したので投げられたのかもしれません。
だとしても、嘘をついて患者を追い出すことは許されるのでしょうか?

獣医師会という頼れない団体

このときの獣医師に対して、私は物凄く不愉快で、不信感を抱きました。
他の飼い主さんに対しても、嘘をついているのではないだろうか?
その嘘のせいで、命を落としたペットもいたのではないだろうか?
これから先、この獣医師の嘘で命を落とすペットが出てくるのではないだろうか?

そんな、他の飼い主さんとペットへの不安から、私は獣医師会会長に相談しました。
この動物病院及び、獣医師に対して注意や指導を行ってくれることを期待したのです。

けれども、会長の答えは「賢い消費者にならないといけない」というなんとも切ないものでした。

登録している会員獣医師をまとめる団体である獣医師会ですが、
会員に対しての指導等はいっさい行っていない。という回答だったのです。
そして、辛い思いをしないよう、動物病院、及び獣医師は見極めないといけない。というのです。

みなさん、悪質な動物病院を指導する機関はありません。
どうしても。という場合には告訴するしか無いそうです。
いったい獣医師会というのは何のために存在しているのか、私にはわからなくなりました。

-->>次ページは、獣医の犯した許されない行為です。
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