▼チンチラにとって一番の天敵「ストレス」
チンチラだけのことではないのですが、
彼らにとって一番の天敵は「ストレス」です。
飼い主は、ストレスを与えることのない環境作りを頑張らなければいけません。
▽暑さによるストレス
先に書きましたように、チンチラは暑さに弱いです。
暑いと暑さによるストレスを受けてしまいます。
▽相性によるストレス
チンチラの飼い主さんの多くが繁殖を望むようですが、
チンチラは相性の悪いチンチラが見えるだけでストレスとなってしまう動物です。
チンチラを増やす場合には、相性が悪かった場合は別々の部屋で飼えるよう用意をしてから
飼うべきでしょう。
たとえ発情期であっても、相性の悪いオスメスを一緒にしていると
オスが殺されることもあります。
繁殖を希望する場合には、幼いうちから2匹で飼うようにするといいでしょう。
▽捕まえられることによるストレス
飼い主であれば、部屋に放して遊ばせたいと思うものでしょう。
しかし、まだ飼い主に馴れていないときや遊ばせる時間が十分にないときに
部屋に放すと、ケージに戻すために捕まえなければいけないことがあります。
このときに、無理矢理捕まえるのはチンチラにとってストレスとなります。
部屋に放すのは飼い主に馴れてきてから、
時間に余裕のあるときにして、ケージに戻すときにはおやつ等でチンチラを呼ぶようにして
捕まえる必要がないようにしましょう。
▼飼うときに必ず必要となるもの
ケージやフード、砂浴び砂などは当然必要になりますが、
それ以外にチンチラを診ることができる獣医さんも必要になります。
この10年くらいでチンチラをペットとして飼う方は増えてきましたが、
チンチラを診ることができる獣医さんはまだ多くありません。
それゆえに、治せる病気で命を落とすチンチラもいます。
飼う前に、チンチラを診ることができる獣医さん、または、
一緒に勉強して下さる獣医さんは必ず見つけておきましょう。
「ザ・チンチラ」を是非読んで欲しい理由のひとつに、 野生のチンチラについて書かれていることがあります。 小動物と呼ばれる多くの動物は、野生にも生息している動物です。 私たちがペットとすることで、乱獲されている動物種もあります。 私たちが環境を破壊することで生息地を奪われていっている動物種もあります。 自分のペットを可愛がるだけでなく、 彼らが野生ではどんな生活をしているのか、 どんな苦労をさせられているのかにも興味を持って欲しいんです。
この本では、野生のチンチラの保護区のことや 昨年生息を確認されたタンビチンチラに関しても書かれており、 野生のチンチラのことを考えるきっかけを与えてくれると思います。
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