▽日光(紫外線)
以外なほどに多くの飼い主さんが忘れてしまっているものが紫外線のようです。
フクロモモンガは夜行性な動物ではありますが、
カルシウムを作るために日光(紫外線)を浴びる必要があります。
とはいっても、直射日光はフクロモモンガによくありませんので、
晴れた日に日なたぼっこなどさせてはいけません。
壁に反射させたものやカーテン越しなど、間接的に
日光を弱めて当てられるような場所にケージを設置しましょう。
▼根気よく馴らしていきましょう
初めてフクロモモンガを迎えたとき、きっと彼らはギーギーと威嚇して鳴くと思います。
この鳴き声にビビっていては馴らすことはできません。
彼らが早くあなたに馴れることができるように、
巣の中に着古した衣類の切れ端を入れたり、
抱っこしたりしてあなたの臭いを嗅げるようにしてあげましょう。
▽我が家の場合
我が家にフクロモモンガが来たのはもう6年も前のこと。
威嚇することでちょっかいを出されないでいられるとすでに覚えていたもので、
どうしたもんかと悩むほどに威嚇する暴れん坊でした。
私は巣にポーチを使っていますので、馴れるまでは毎日ポーチを首から下げ、
嫌でも私の臭いが嗅げるようにしておりました。
特に手で触ることはせず、首にポーチを下げるだけの日々が続くこと3ヶ月。
ある日、ポーチを首に下げたとたんにフクロモモンガが出てきて私を登り始めました。
あれから約6年。
今では威嚇の声など聞きたくても聞けなくなっております。
▽どれくらい馴れるもんなの?
フクロモモンガは群れで暮らす動物です。
1匹で飼い、飼い主がかまう時間をたいして作れないでいると
その寂しさからストレスでまいってしまい死んでしまうこともあると言われています。
そんな動物ですから、思いっきり馴らすことができます。
自分の名前を聞き分けますし、人間の顔も見分けますので
馴れてくればどんどん楽しくなっていくペットです。
▽何匹で飼うのがベスト?
もし1匹で飼う予定であれば、あなたがフクロモモンガの仲間にならなければいけません。
毎日数時間、彼らとの時間を作って相手をしてあげてください。
もし2匹以上で飼うならば、ケンカする可能性の少ないメス同士か
オス1匹とメス1匹以上のハーレムで飼うといいでしょう。
ただし、オスとメスを飼った場合、当然のことながら繁殖しますのでその覚悟はして下さい。
▼繁殖してみたいのだけれども・・・
経験上、フクロモモンガの里親を探すのは難しいと言えますので、
繁殖を予定しているならば今すぐにでも里親候補を見つけ、フクロモモンガについて
勉強してもらいましょう。産まれてから探すとなると、かなり大変なことがあります。
▽1年中繁殖できます
フクロモモンガは、環境が整っていれば1年中繁殖できる動物です。
オス・メスの相性が良ければすぐにでもしてしまうでしょう。
交尾はオスがメスにしがみつく(のしかかる?)ような形で行われます。
交尾に成功していれば、それから16日前後でベビーが産まれます。
フクロモモンガのベビーは5mmくらいの大きさで産まれます。
運が良ければ、お腹を舐めて産まれたベビーをフクロに導くお母さんの行動が
見られるかもしれません。
フクロに入ったベビーはそれから4~6週間フクロの中で暮らします。 (ベビーの数・大きさによる) 最初はおっぱいだけを飲んでいますので見ることができませんが、 直にフクロにポチッとグリーンピースでも入ってるんじゃないかという膨らみが 確認できるようになるでしょう。 大きくなるにつれ、フクロから尻尾や足が飛び出してしまうようになり、 生後6週もすればフクロから出てくるようになります。
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