小動物/その他のペットの飼い方

ベビーの季節?(3ページ目)

春はベビーシマリス、ベビープレーリードッグが多くペットショップにいる季節です。ベビーは可愛い!連れて帰りたくなる!でも、ベビーだからこそ気をつけて欲しいこともあります。飼う前に、飼うからこそ知っておいて欲しいことというのがありますので、ベビーだからって簡単ではないということを知っておいて下さい。

執筆者:村田 亜衣

プレーリードッグの安全を保つことだけでなく、怒らないでいるためにも、 家に向かえる前に、部屋を改造することをお勧めします。 まずは入り込んでしまう可能性のあるテレビの裏や冷蔵庫の下などは入れないように塞ぎます。 塞ぐことができない場所はそこへ行かれないように囲うなどして下さい。 電気コードはできるだけ部屋の上部を渡すようにします。 電気コードを噛んでの感電死やショックという事故は、プレーリードッグだけでなく いろいろな動物に起きる事故です。できるだけ手・口の届かないところを渡すようにし、 部屋に放すときには噛むことのないように注意を怠らないようにしてあげて下さい。

危険なものは自分で理解していたずらしなければいいのに、と思われるかもしれません。 でも、プレーリードッグは電気コードが危険だなんて思っていません。 ただそこにある「物」でしかないんです。 「なんだろ?」という好奇心でちょっと噛んでみてしまうことがあるのです。 事故から守ってあげるのも飼い主の仕事のひとつですから、 面倒かもしれませんが危険なものが無い部屋を作るように努力してあげて下さい。

ドアがあっても開けてしまうこともあります。 締まりが悪い戸棚などは開けられないように修理するか、人間の赤ちゃん用に市販されている ドアロックなどを使って、プレーリードッグが勝手に入って閉じこめられちゃったりしないよう 注意してあげて下さい。

いたずらはベビーの仕事、そう思ってみてはどうでしょう? いくら部屋を改造しても、やはりいたずらはしてしまうかもしれません。 それを防ぐために、今度はおもちゃを用意しましょう。 噛んでも安全な、薬品を使われていない自然の木枝や木の固まり、 市販されているげっ歯類用のブロックなどを用意して、 噛んで欲しくない場所を噛み始めたらおもちゃに誘導して、そっちを噛むように教えてあげます。 なるべく叱ることを減らすのもしつける方法のひとつです。 最初のうちはあれもこれもといたずらしようとするかもしれませんが、 教えていけば噛んでいいものといけないものを認識する子が多いプレーリードッグですから、 根気よく、教え続けて欲しく思います。

最初は破壊活動にまいってしまうかもしれません。 でも、あなたをじっと見上げる純粋な姿は、 あなたに何よりの喜びを与えるようになるはずです。 今は辛くても1年後の自分とプレーリードッグを楽しみにして、 怒ることなく信頼関係を築いてもらいたく思います。

シマリスもプレーリードッグも外国のブリーダーから輸入される個体が増えていると聞きます。 けれども、まだ野生の子を捕まえて輸入されてもいるようです。 あなたの元に行くまでに捕獲、親・兄弟との別れ、輸入(輸送)、と いろんな苦労をすでにしてきているベビー達。 その苦労をねぎらい、あなたと一緒に幸せになれるようにしてあげて下さい。 そのためにも、焦らず、怒らず、暖かく家族として迎えてあげて下さい。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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