観察記録の書き方……記録として残すこと
観察記録の書き方とは
兎も角、人の記憶は曖昧なもの。あとからチェックできる記録は、役立つことが多い。
特に自分の水槽管理パターンが確立されていない初心者のうちは、観察記録をつけることを習慣にするとよい。
例えば、継続的に水質を記録することで。水槽内での水質変化を、時系列に沿って把握することが可能となる。水槽管理のハウツーによく説明される、窒素循環の流れだ。
セット初期の段階で、アンモニアの発生。その後、アンモニアが減少するにつれ、亜硝酸の数値が上がり。やがて亜硝酸も減少し、硝酸塩が計測される変化を把握することができるだろう。
計画的に記録を残しておけば、例えば換水によるpHの変化から、換水ペースが適切であるか推測することも可能だ。
それら以外にも、普段の観察で気づいた事。例えば、
- ガラス面に藻類が発生してきた
- 魚の餌食いが悪くなった
- 人工飼料の開封日時
- 新規に導入した魚についてのメモ
など、記録すると良いだろう。
また、詳細の解らない魚を飼育する時。繁殖を狙う時なども、記録することは有効である。
一定のフォーマットに沿って記録する
あとから読み返すことを考えると、走り書きではなく、一定のフォーマットに沿って記録するのがベスト。Excelなどの表計算ソフトで、自分の使いやすいテンプレートを作ると良いだろう。その際、概ね以下の項目を記録すると良い。それらは各自の管理項目に従って、使い勝手の良いもので構わない。- 温度
- pH
- GH
- KH
- アンモニア
- 亜硝酸
- 硝酸塩
- 備考
参考に以下にテンプレートを作成したので、活用して頂ければと思う。
→ ■水槽の観察記録
多少、適当でも構わないので、定期的に記録をつけることをお薦めする。特に初心者のうちは、そこから得られるものは少なくないと思う。
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