殺処分ゼロが目標!
様々な工夫を凝らした猫たちの部屋・ここは居間風の作り |
OHSの最高に素晴らしいところは、ここにいる動物たちの新しい飼い主が見つかるまでに、どれだけ時間がかかっても安楽死されることがない点です。
※健康上の問題や、人に危害を加える矯正できない場合は別ですが。
ここでは、2006年に8,617頭、犬の99%、猫の86%が元の家に戻れたり、または新しい家に家族として引き取られたり、または別の動物愛護団体で新しいチャンスをつかむことができました。
アメリカの平均的な返却・出逢い率は犬の25%、猫が20%と比較するとこの施設の実績は信じられない数字です。しかし彼らの目標は、100%の動物たちがセカンドチャンスを見つけることです。
2007年には、合計9,118頭
犬;3,601頭→3,304頭(99%)
猫;5,084頭→4,981頭(93%)
小動物;887頭→833頭の小動物(98%)
トータル;9,572頭→9,118頭(譲渡率:95%)
また、他のシェルターや団体との協力で2,003頭にセカンドチャンスが与えられました。
様々な団体との協力関係
入ってすぐの猫たちは個室で~ |
ここで出逢いを待っているのは、ほとんどが飼えなくなった飼い主からの持ち込まれた動物たちです。そのほか迷子で保護されたり、捨てられた犬猫だけでなく、もっと多くの命を救うためにオレゴン州、ワシントン州、及び北海岸や隣接の州のシェルターや動物管理局から動物を受け容れるセカンド・チャンス・プログラムを設けています。
2005年には38のシェルター/動物管理局から1974頭の犬と猫を、2007年には41ヶ所から2,324頭を受け容れました。
ここに連れてこられる犬猫のうち25%は純粋種で、OHSは純粋犬のレスキュー団体とも共同しているので、特定の犬種であればそちらの団体に犬を回し出逢いのチャンスを拡げる協力を行っています。
飼えなくなったら、ここに持ち込めばいいや~はダメ!
私の家族はどこかな? 出逢いを待っている猫さんです |
「飼い続けることができなくなった」といって気軽に動物をOHSに持ち込めるわけではありません。自分で新しい飼い主を捜すための効果的な方法をボランティアに電話で相談し、できる限りの努力をしなければなりません。
また引き取ってもらえることになっても、攻撃性があったり、過去に人を傷つけた経歴がある動物は、獣医師によるテストが必要となります。
動物を引き取ってもらう場合には、$45から$100の寄付が必要になります。