ネコに選ばれた人たち３-ねこのお医者さん・石田卓夫先生(4ページ目)

出戻ってきた、ホントの理由は？

我が家で一番若いのが、このボクスター。４歳の遊び盛りです。
赤坂動物病院に保護されて人工ほ乳で育てて、一度もらわれていったんですが、人間のアレルギーという理由で出戻りしてきた。
で、しょうがないのでうちに引き取ったら、これがホントにワルでイタズラ猫。
そのいたずらを見ていると、なんとなく、出戻った理由がわかりましたよ。（笑）

書類とか机の上に出してあると、全部囓られる。で、封筒に入れておいたら封筒ごとやられる。
「こら」って声にすごく反応しますよ。行った先で、よほど「こら！」って云われてたんじゃないかな？（笑）
猫を叱るときは名前で叱ってはいけませんよ。

ボクスターの面倒もタルガが見てくれました。
ボクスターはうちには珍しくシッポが短い猫ね。
彼は遊びに夢中になって背中から平気で落ちるドジ猫です。（笑）

タルガくんに色々教わったボクスターくん photo by Dr.Ishida

猫たちの関係

今はタルガが親分でしょう。
ボクスターは鉄砲玉で、ミリーは単独狩猟動物、レミーはおとなしくて僕にべったり。赤トラは他の猫が嫌いで、この子も僕にべったり。

猫はものを習う動物ですね。
うちの場合だと、トイレの使い方。
タルガは元々猫砂があまり好きじゃない。
猫砂をあまり触りたくない猫なんです。
で、トイレでしゃがむときは、トイレに前脚をかけて砂との設置面積を小さくする。そうすると、みんなマネし始めて、今は全員がそのスタイルでトイレを使っています。

タルガくんが始めたトイレットスタイルは… レミーくんもマネ…そして、今はみんなも photo by Dr.Ishida

前脚を前に、後ろ脚を後に伸ばして、一直線になって寝るのもタルガがやり始めたらみんなマネをし始めました。

やっぱりお手本は、タルガくん photo by Dr.Ishida

レミーくんも～ photo by Dr.Ishida

ボクスターくんも大好きなポーズ photo by Dr.Ishida

※石田先生のインタビューは２回に分けて掲載します。
こちらで、猫を愛する獣医師からの『飼い方のケア』『理想的な動物病院との関係』『猫の病気』など・などのアドバイスが！

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