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ねぇ、そこには乗らないで
欲しいんだけどぉ(^^ゞ
でもまぁ、キミのために
カバーを掛けてあるし… |
ネコに「しつけをつける」のは大変難しいです。
ネコは犬とは違い人間のために働く、人間を喜ばせるために「改良されてきた」動物ではないからです。
私はネコをしつけるよりも、自分が「ネコにしつけられる」方が楽だと思っています。
ただし、「ネコにしつけられる」の意味は、ネコをわがまま放題に放任する-
鳴けば「お腹がすいたのね」と餌を出し
噛みつかれても「私が好きなのね」と我慢し
ソファや柱で爪研ぎされても「しょうがない。かわいいから」
と諦めることではありません。
人間と一緒に生活するために、
ネコにも最低限覚えて欲しいルールがあります。
ネコにとって人間との関係は「飼い主」と「ペット」という認識ではないでしょう。
しかし、人間が自分(ネコ)とは違う「生き物=人間」であることを、忘れてもらってはこまります。
ネコの顔色を伺ってご機嫌を取るだけ-挙げ句の果てに同居生活がぎくしゃく困った関係にならないように。
飼い主(同居人)は餌をくれるし、トイレの掃除もしてくれる、
かわいがってくれる
-けれど-
「これ」をしたら同居人に叱られる、
同居人が嫌がる、
同居人が悲しむ-
だからやってはいけないことがある、
と覚えてもらいましょう。
私は「ネコにしつけられる」方が楽、と書きましたが、
これは-
大切な陶器やネコが興味を引きそうな小物を
無造作に並べておいて、ネコに落とされた、壊された
大事な仕事の書類を机の上に置きっぱなしにしたら、
その上にネコが乗っかってクシャクシャにした
PCを使っていて「保存」しないで席を離れている間に、
ネコがキーボードをさわってファイルが消えた
…などなど…
こういう事柄に関しては、ネコと同居する以上「ネコがいるからこんなことをされるかもしれない」「でもそれに対して防衛策をとっていなかった自分のミス」と諦めて、次回からは防げることであれば先回りして対策をとっておく、という意味です。
ネコと暮らす上で起こるかもしれないハプニング、しかしそれが事前に予測できて防げることであれば、これはネコにやらないでと「お願い」するよりも「ネコにしつけられましょう」。
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