■猫は三年の恩を三日で忘れる
猫にはどれだけの恩を売っても、三日で(=すぐに)忘れると言う意味。猫はその可愛らしい存在自体が恩返しだから、十分に返してもらっていますけどね。恩返しを望んで飼うなら猫じゃなくて鶴がいいかもしれません。
■猫はハゲても猫
毛が抜けても猫である事には変わりはなく、世の中にはそんなに変わった事は起きないと言う意味の例え。人間だって毛が抜けても人間ですよね。・・・だいたいスフィンクスなんて最初から毛がない猫だし。
■猫も杓子も
誰もかれもみんな、と言う意味。何故「猫」も「杓子」も、とこのふたつが選ばれているのか、という事についてはいくつかの説がある。ひとつは「猫も猫の足も」という説で、猫の足が杓子に似ているからという事なのだが、これは少しこじつけっぽい気がする。もうひとつは「女子(めこ)も弱子(じゃくし=子供)も」説。女子供まで、と言う意味であり、音からするとコレが一番有力に思える。他にもいくつか説があるけれど、個人的に違う気がするので割愛します。
■猫を被る
残酷なハンターである猫が、甘える時にはとてつもなく可愛い事から、本性を隠して大人しそうに見せる事を言う。猫があまりに可愛くて首に巻いて歩いたりする、という意味では決してない。
猫は、身近な動物なだけにことわざに登場する回数がほんとに多いですね。
自分だけのことわざをこっそり作ってみるのも楽しいかもしれません。「猫に腕枕」とか「猫の寝床はしのぎやすい」とか。
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。