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キャット・ロス(3ページ目)

生きとし生けるものとの生活で、決して避けて通れない「死」。猫にまつわる死についてのあれこれと、愛するものを失った時にどうしたらいいか。猫の死に責任を感じている方は是非読んで下さい。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

事故は様々な原因が考えられますが、一番多いのは、やはり交通事故でしょう。
近隣の幹線道路を走っていると、必ずと言っていいほど「さっきまで誰かのヒザで甘えていたであろう」毛の固まりを見かけます。おととい見かけた子はキジトラで緑の首輪をしていました。
猫はパニックを起こすと立ち止まる習性があるので、事故に合いやすいのです。
いつぞや、猫好きな仲間とのオフ会(ネットを通じて知り合った方と直接会合する事)があり、その中の一人の方のお家で二次会をする事になって移動中に、交通事故に合って瀕死になっている猫さんを発見し、みんなで手当をしながら病院を探した事がありました。
真夜中でもあり、その子は病院を探している間に息を引き取ってしまいましたが。
白にブチのある、若いメス猫で、ピンク色の首輪をしていました。(こういう写真を見たくない方もいるかもしれませんが、交通事故に合うとこうやって死んでしまうのだという事を認識して頂きたいですし、もしかしたら飼い主さんの目に止まるかもしれないので、敢えて掲載させて頂きます。)

亡くなった瞬間に、蚤が彼女の体をざざざっと離れて行くのを見て、涙が止まりませんでした。

完全室内飼いにしていても事故はありえます。
私が今までに聞いた例では、浴槽に溜めてあった水で溺死してしまったという例と、ツインのカーテンレールの上を歩いていて足を滑らせて真ん中に落ち、首吊りになってしまったという例(仔猫です)、そして、立てかけてあった簡易ベッドが倒れて下敷きになってしまったというケースもありました。
室内にも危険が一杯です。特に仔猫は思いがけない所に潜り込んでいたり、まさかと思う所に落ちたりしますので、本当に気を付けてあげて下さい。
一度失ってしまったら、命は二度とは戻って来ません。
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