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『プレイズタッチ』のルーティン その3(3ページ目)

プレイズタッチ、最後のルーティンです。一日のしめくくりに、愛犬と一緒に過ごせたことに感謝をしつつ、共にリラックスした時間を。体のバランス感覚を意識させるタッチも入っているので、シニア犬にもいいですよ。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド

手の平全体で円を描く

手の平全体で円のタッチを1回
手の平全体を使い、暖かさと安心感を与えるように、包み込むような感じで、時計回りの円のタッチを1回。手を少しずつ滑らせながら、肩から臀部にかけて同じように円のタッチを繰り返していく。

手の平を少しずつずらして、同じように円のタッチを
円を描く時には、皮膚を動かすような感じで。手の平は、常に体についている状態でなくてもOK。気がつくと自分の呼吸が止まっていることがあり、そうするとタッチも固くなってしまうので、自分もちゃんと呼吸をしながら丁寧に。

マズルのストローク(左右を5回ずつ)

鼻先から耳のほうへ向かってストローク
片手で顎を押さえ、もう片方の手の指を伸ばしたまま(指の第2関節ぐらいまでが自然にあたるように)、鼻先から耳のほうに向かってソフトに撫でる。皮膚を引っ張るのではなく、あくまでも撫でる感じ。これを5回繰り返す。片側が終わったら、もう片側も同じようにストローク。

引っ張るのではなく、撫でる感じ
小型犬の場合は、マズルの大きさに対して丁度よくなるように指の本数を調節。口の周りには、喜怒哀楽を司る大脳辺縁系に通じる抹消神経が集中しているので、この部分をタッチすることにより、感情・情緒を安定させることができる。

耳の付け根のサークルタッチ(片耳8回ずつ)

手の形
手はギュッと握るのではなく、写真のように軽く握る。中大型犬は指の第1関節から第2関節の間を、小型犬は指先から第1関節の間を使い、場所を少しずつずらしながら、耳の付け根に小さな時計回りの円を1回描いていく。

小さな円を描きながら、少しずつずらしていく
神経質であったり臆病な子、またストレスを受けたり、精神的に不安があると耳の付け根が緊張していることが多い。それをニュートラルな状態に戻し、リラックスさせて精神面の安定を図る効果がある。

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