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愛情とセンスによって、いろいろな姿を見せてくれるフリースドッグ。 |
前々回の記事でお話をお聞かせ頂いた、フリースドッグの生み親であるクリエイターSINCOさんに、実際の作り方、そのポイントとなるところを教えて頂きました。手先には自信がないという方も、愛犬への愛情さえあれば大丈夫! さぁ、一緒にフリースドッグを作ってみましょう!
今回のモデル犬は、ミニチュア・シュナウザーです。
=Index=
・必要な道具を揃え、まず土台作りから
・頭部を作り、胴体と合体させる
・パーツ作りとその付け方
・飾り毛を付けて完成
フリースドッグ制作に必要な道具は?
上段左より、クッション(中はパンヤで、外はフリース素材のもの)、巻き毛状の羊毛、黒い羊毛、パンヤ、グレーの羊毛。下段左より、スリッカーブラシ(2本)、ペンチ、50cmのワイヤー2本、グラスアイ、手芸用のハサミ、ニードル針。羊毛には犬の毛を混ぜてもOK(羊毛が多い方がベスト)。
基本となる土台を作る
ワイヤーを伸ばし、2本を中央部分で捻り合わせ、上下を左右に折って、写真のような形にする。特殊な犬種は別として、一般的な犬ではワイヤーの直線部分がそれぞれに約11cmとなるように。そこにパンヤで肉付けをしていく。
胴の部分はやや厚めに。この後、表面に体の色と同じ羊毛を乗せていくので、作りたいと思う形より、少し細めに肉付けするのがコツ。
写真では少々わかりづらいかもしれないが、白い羊毛を薄くシート状にしたものを脚に巻きつけ、ニードル針でまんべんなく上から刺していく。この時、1本のニードル針は細さが3段階に分かれているので、一番細い部分が入りきるくらいに刺すといい。
立体作業へ
次に、脚を立たせて、体を立体にする(右)。足先や飛節など、犬の脚らしく形作りを(左)。
これはお尻や腿の部分(この写真では左側)にも薄くシート状にした羊毛を乗せて、ニードル針でまんべんなく刺し、形を整えたもの。同じ要領で胴体部分にも羊毛を乗せていく。
次のページでは、「頭部の作り方」へ。