/犬の選び方・出会い方

愛犬の写真を上手に撮る方法[Part1](4ページ目)

可愛い愛犬の姿を写真に撮りたい! でも、どうもうまく撮れない…。ならば聞いちゃいましょ、プロカメラマンさんに。「犬の写真の上手な撮り方、教えて下さい!」

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド

明るい日中こそ活用できるフラッシュ

日中シンクロ
逆光でなくとも日差しの強い時には強い影が出ることがある。そんな時にはフラッシュを強制発光させてパシャ。
平山さん:
「日中、特に夏の日差しの強い時など、妙に強い影が出たり、暗く写っていること、ありませんか?」

Tさん:
「あります、あります」

平山さん:
「そんな時にお勧めなのが日中シンクロです。逆光のシチュエーションでもそうですが、フラッシュを強制的に光らせてやることで、強みのある影が柔らかくなって、綺麗に撮れますよ。また、犬の目にキャッチライトが入って、生き生きとした表情を作ることができます」
光の程度と状況を考える
天気や光の強さ、状況などを考えて、ホワイトバランスを設定。


Tさん:
「それは是非やってみたいです!」

平山さん:
「それから、ホワイトバランスというところがあるかと思いますが、これは太陽光や蛍光灯など異なる光の状況によって、白いものがちゃんと白く写るように補正する機能のことを言います。“晴れ”とか“曇り”、“白熱灯”などのマークがあるでしょ。その光の状況によって使い分けるといいですね。そうそう、もし人を撮るとして、晴れていても顔が影になっていたら、晴れマークじゃなくて、曇りマーク。これを覚えておくといいですよ」


Tさん:
「へぇ~、それは知りませんでしたぁ!」

まとめ

オモチャで楽しく
生き生きとした表情を撮るには、できるだけ楽しく撮りたいもの。
平山さん:
「最後に。犬の集中力というのはだいたい15分程度のものです。自然な様子を望遠で撮ったりするならともかく、あまりだらだらと撮影していると犬が疲れてしまいますから、その時間を目安に休ませてあげることも必要です。そして、生き生きとした表情が撮りたいなら、一緒に楽しく遊ぶこと。愛犬が好むおもちゃやおやつなどを使うと効果的でしょう。これからたくさん練習して、どうぞ素敵な写真を撮って下さいね」

Tさん:
「ありがとうございました。今までスタンダード撮影に関して、設定はオートに頼ることが多く、無難にやっていたつもりでしたが、モデルのよさをまったく引き出せてやれていなかったことを痛感しました。トトの可愛らしさと素晴らしさについて一番の理解者である私が、彼女の魅力を充分に伝え、記録できるようにこれから頑張りたいと思います!」

さぁ、皆さんも早速カメラを手に取って、愛犬の写真を撮ってみませんか?

室内で上手に撮影するには?コンパクトカメラでもOK?


講師:
■プロカメラマン 平山舜二さん
『WELCOME TO Shunji Hirayama,s Photo Works』
東京工芸大学卒業後、会社所属のカメラマンとして主に広告写真の撮影に携わる。1999年に退社、フリーランスカメラマンとして独立。雑誌の撮影から広告撮影など幅広く活躍する中で、現在ではペット関連、特に犬の撮影が最も多くなっている。信条は「こだわり過ぎない」ということ。犬達の生き生きとした姿を切り取ることにかけては定評がある。

取材協力:
■Tさん&愛犬トトちゃん(ラブラドールのハーフ、7歳、♀)

*この記事中の写真は、全てリードを固定、もしくはロングリードを使用して撮影されています。
*メーカーや機種によって、その機能はいろいろですので、まずはご自分のカメラをご確認下さい。ここでは、一般的なことについてお話しています。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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